2021年7月16日
 
お待たせしました、前回からのつづきです。
 
誤嚥してから38度の熱が2日続き、血液検査で白血球数とCRP(炎症反応)の値が基準値オーバー。午後に痰の検査、血中の細菌を培養するために多量の採血も追加。
 
放射線科医から夕方までに届くCT読影後の結果次第でイケメン病院への転院が決まる事になりました。
 
もし読影の結果、重度の肺炎だとしたら?
 
生活用品と各種おやつで満載の自室を見渡す。冷蔵庫内にもおやつや果物がぎっしり。「この荷物を纏めてイケメン病院で抗生剤の治療をし、また荷物を纏めてここに戻って来る?」
 
そんなの嫌じゃ〜。
 
イケメン病院(急性期病院)は個室に入れるかも入院当日でないとわからない。どうすればリハトレ病院に残って治療できるか、主治医への説得材料を探さなきゃ。
 
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すぐにイケメン病院で退院直前に貰った「血液検査の時系列結果」をチェック。イケメン病院からの転院だから入院時の検査データ一式を持っていた。診療明細書もあるので投薬内容もわかる。ラッキー!
 
これはいい説得材料になる。
 
イケメン病院に入院した日の白血球が11800。即日、抗生剤を投与開始して6日後には5200(基準値内)。CRPも同様に20.85→7.08と一桁に(この頃、回復期病院への転院話が出た)。
 
わずか6日でこの成果ならば。
 
主治医には「前回の肺炎時は絶食でベッドから降りる事も禁止された廃用症候群の状態でした。でも現在は経口で食事しているし運動もしている。イケメン病院でもここでも抗生剤投与での治療は一緒。まず1週間、ここで抗生剤を投与し、回復しなかったらイケメン病院へ転院するプラン」をプレゼンしよう。
 
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夕方、主治医が結果を持って部屋に来た。
 
入院当初に「血液検査結果のデータを下さい。勉強し、自分自身でも結果を管理しています」と伝えていた。主治医も私の性格を理解してくれたらしい。
 
「はい。本当は医者向けのデータだけどマノンさんにもあげるよ」と読影報告書の紙をくれた。
 
「患者のデータは患者のものですよ」と言いたい所だが主治医の機嫌を損ねるのは損でしかない。「わーい!嬉しい。ありがとうございます!」と笑顔で謝意を伝える。
 
我が母の口癖は「金持ち喧嘩せず」。
 
読影結果は「右下葉および中葉、左舌区に気管支の拡張を認めます。また、多発して認められる嚢状構造内に液体貯留を認めます。気管支拡張症を背景に感染による急性炎症の合併が疑われます」。
 
おや、肺炎ではなかった。「気管支拡張症」とは?
 
確かにCT画像を見ると右肺にたくさん黒い丸ができている。なんじゃこりゃー。道理で主治医は放射線科医の読影結果を待ったわけだ。
 
すると、私がプレゼンする前に主治医から「ウチで抗生剤治療をするか、イケメン病院で治療するか。マノンさんが決めていいですよ」と提案されました。
 
おおーっ。「ここで治療します!」と即答すると「マノンさんの白血球が増えて頑張っているし、しっかり熱も出ているしね。では、ここで治しましょう」との見解でした。
 
そしてその夜から、抗生剤(ペニシリン系)の点滴投与が開始されました。
 
長くなったので、次回につづくっ