2018年12月10日
 
体重が48.6キロになりました♪
 
食道がんで食道全摘し胃管になったら、生涯、上半身を30度起こした状態で眠らないといけません。
 
理由は、食道と胃の間にあった墳門が切除されるので、眠っている間に胃液が逆流するため。
 
上半身起こした状態で眠るのは辛いけど、仕方ありません。もう慣れたけれど。
 
クッションをたくさん積んで上体を起こしてもいいけど、背中が曲がるし、寝ている間に足側に身体がずり落ちてしまう。
 
毎日の事なので、最初の手術で入院している時にネットで電動リクライニングベッドをポチりました。関西の「アテックス」というメーカーのアウトレット商品で25000円(マットレス・組立て費別)。
 
組立て費がもったいないので、マノンは自力で組み立てました!
 
このお値段で、頭と足が別個にリモコンで動かせるから重宝しています(中国製だけど今のところ問題なし)。上半身は62度まで無段階調節可、フットアップは膝関節の所が14センチまで無断階に上昇。
 
今年7月、眠っている間に逆流した胃液が肺に流れ込んでいた事に気付かず、重篤な誤嚥性肺炎が再発しました。それ以来、かなり頭を高めにリクライニングして寝ています。

 

入院中は1時間おきに看護師さんの巡回で目覚めるから気にならなかったけど、自宅でぐーっと深い眠りに墜ちると首が右か左に大きく傾いて首筋の痛みで目が覚めるようになりました。

 

もともと寝相はかなり良く、寝たら朝まで微動だにせず直立不動の姿勢で寝られるのだけど、さすがに上半身リクライニング状態で眠ると頭の重さで首だけが大きく傾く。

 

そこで思い出したのが、飛行機のヘッドレスト。

 

20年ほど前に仕事で乗ったニュージーランド航空で出会った可動式ヘッドレストに感動しました。頭を持たせかける事ができるのでリクライニング状態でも熟睡できます。その後、他の多くの航空会社にも装備されるようになりました。

 

↓コレ。

※画像はNZ航空さんよりお借りしました。
 
という事で、知恵を絞って作ってみました。
 
 
ダイソーの小型マイクロビーズクッション2個を、袋状にしたフリース素材のタオルの左右にインして枕の上にオン。枕から落ちないよう四隅を安全ピンで枕に固定。入れる袋は枕カバーでもいいと思います。
 
 
↓寝る時はずり落ち防止のため、長いタオルと安全ピンでベッドに固定します。
 
 
頭を置く所のスペースの広さは、自分の好みに合わせて幅を調整する必要があります。広すぎると首が傾くし、狭すぎると頭が蒸れるし首の自由がなさすぎて不快。
 
一度幅が決まれば、超〜〜〜〜〜快適。
 
朝、左右どちらかのクッションに頭をもたせている状態で目が覚めます。夜中に首が痛くなる事なく、朝まで熟睡できるようになりました。
 
冬は顔周りが暖かくていいけど、夏は暑いだろうなぁ(秋から開始)。夏は蕎麦殻など素材の通気性が必要かも。
 
↓おまけ。ニトリで見つけたうさぎのクッション。布地の手触りが柔らかくてとってもかわいいです♡