2017年8月13日

 

マノンの経過報告です。

 

8日に肺から体外に空気を排出する管が抜けた、と思ったら9日に「ちょっと肺が潰れたみたいで、翌朝のレントゲンでまた管を刺すかも…」。

なんですとっ!? また刺すんかいっ!!!

 

とりあえず翌朝のレントゲンでセーフだったので保留に。

 

言語聴覚士(ST)さんから嚥下の指導を受けているのですが、どんなに頑張っても気管孔とカニューレの隙間から、咳き込みをきっかけにゼリーが大量に吹き出してしまいます(#゚Д゚)y-~~イライラ

 

主治医のN医師も「術後2週間経つから、そろそろ声帯麻痺が治って欲しい所だけど…。何か別の方法を考えないとね」

 

マノン「はい。同じ事の繰り返しだし、戻す(リバース)までの時間が短くなっているので、練習の意味がありません(T_T)」

 

N医師「STさんと相談して、スピーチカニューレに変えるかも。誤嚥したら気管に食べたものが流れちゃうけど、変えて飲み込みがうまくいくようになった人もいるから。最初、声はスッカスカですけどね〜。訓練すれば、段々出るようになりますよ」

 

という事で、9日朝に医師軍団が見守る中、気管孔に差していた単なる穴だけのカニューレ(カフ付き)から、話す事ができるスピーチカニューレに変更。すぐに大きめの声が出たので、医師団から「おおっ!声がはっきりしている」と感嘆の声が(笑)※声帯麻痺は治っていません。

 

午後にバリウムを飲み込みながら撮影するX線検査(動画)をして、誤嚥がほとんどない事が確認できました。「声帯閉じてないのに、こんなに誤嚥しないなんてスゴい!初めて見た!」とまたまた感嘆の嵐(;・∀・)

 

マノンは褒められると育つ子です(^^)

 

検査の際、ドロドロした物より、サラサラした物の方が誤嚥が少ない事が判明(普通は逆)。早速、夜から流動食に。メニューは重湯、ブロッコリーポタージュ、豆乳茶碗蒸し。

 

2週間振りの食事。ポタージュうまっ!!!

 

重湯10スプーン、ポタージュ三分の一、茶碗蒸し半分。途中、大量の痰が出たので一時中止するも、調子こいてポタージュと茶碗蒸しを追加して食べたら、全部戻した(T_T)

戻すといっても口から戻すのではなく、スピーチカニューレの蓋を外すと穴から何度もブシャーッと噴出する(汚くてごめんなさい)という状況…( ;∀;)

 

↓中央がスピーチカニューレで、曲がった管(結構長い)を気管孔に挿入します。右下がカニューレの蓋(ねじ式)。

IMG_20170813_173046771.jpg

スピーチカニューレに変えてから5日が経過しましたが、一進一退。戻さない時もあれば、慎重に食べても戻す時があり、戻す時はかなり苦しいし、パジャマの胸元が吐瀉物まみれになるので泣きたくなります…。

 

昨日、N医師と話したのですが、結局、誤嚥しているのではなく「胃管に留まってる食事が咳き込みをきっかけに逆流している」という結論に。

 

つい「エヘンっ、エヘンっ」と咳をする癖が付いてしまい、それが逆流の呼び水になってしまっています。

 

N医師「診察室では、マノンさんが食い意地張って食べ過ぎてるんじゃないかって噂になってますよヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ」

とまあ、冗談を混じえつつ「ま、焦らずあれこれ工夫して続けていきましょう」と言ってくれるN医師に感謝です。

 

ちなみに、気管孔から痰をフンッと上手に噴出する事ができるようになって吸引の必要がなくなり、看護師さんたちに拍手されています。

 

また、続きを書きますね(^^)