2015年8月16日

免疫力って、普段、目に見える物ではないので「免疫力を上げて癌と戦わねば!」と思っていても、なかなか実感できないものですが。

7月31日から観測史上初の8日連続の猛暑日を記録した真っ只中に上京していました。

友人とのランチ、ディナー、友人の仕事の手伝い、と毎日出歩いてヘトヘトになった結果、8日になると右の奥歯が浮く&激痛になり食事を噛む事もできない位に痛みました。

今年3月に受けたF病院歯周病科での歯石取りで、歯根が見える位まで激しく削られた右下6番。

夕食後にホテルに戻って鏡で見ると、歯茎が膿んで出血してました。

舌癌の小線源治療もやっているF病院の歯科歯周病科の専門医。当然ながら「放射線治療しているので出血しやすいから激しい歯石取りはNG」も承知の医師です。

歯石取り後、冷たい物が滲みるし漠然と歯と歯茎の境目が痛い事も多く「大丈夫かな」と思っていたので少々焦りました。

とりあえず、出血覚悟でガシガシ磨きました(歯周病は出血を気にせずガシガシ磨いた方がいいと口腔衛生士さんに言われていたので)。

翌日には下顎骨まで痛みと腫れが広がり、リンパ節まで痛い…。

「これって激しい歯石取りが原因?」と怖くなりました。

3日後にF病院の咬合補綴科での診察だったので「右下6番が歯茎含めて激痛です。10日ほど上京して忙しく過ごし、体力低下しています」と伝え、診てもらいました。

触診と視診の結果は「歯茎が下がって歯根が近くなっている所にバイ菌が入ったのでしょう。歯根が二股に分かれているのでバイ菌が入りやすいです。普段のケアをしっかりして下さいね。それから、普段はバイ菌に対抗できても、疲れて体力が落ちると免疫力が落ちているからバイ菌が勝つんですよ。疲れないようにして下さい」との事でした。

抗生物質を3日分処方してもらい、腫れも痛みも落ち着きました。
東京から戻ってからも疲れが回復せず、2日間ほぼ寝たきり。

リンパ節も痛くて「リンパ節転移だったら嫌だなぁ」と怯えました。

免疫力が落ちた事を目に見える形で体験し、無理は禁物だと猛省した次第です。