2015年8月15日

最終回です♪

なぜ日本の医学会は「癌治療=外科手術」となったのか。
2009年7月号と少々古いのですが、下記の記事を読めばその全体像がわかります。

がん診療における放射線治療の役割

さて、F医師の診察(ほぼ対談)の続きです。

糖質制限の話をしていると、F医師が私に質問しました。

F医師「ところで、まだマノンさんは医療大麻(CBD)を続けていますか?」

マノン「ええ、はい。続けていますよ?」

F医師「マノンさんから医療大麻の話(欧米を中心に病気治療目的で医療大麻が処方されており、癌にも奏功している)を聞いてCBDの実物を見せて戴いた後、ネットで検索して医療大麻についての論文を読みました。僕はこれはちゃんとした効果のある物だし理にかなっていると思ったので、患者さんに医療大麻を紹介しているんですよ」

マノン「ええーーーーーっ!」

F医師「もちろん、治療法のなくなった患者さんに”何かできる事はありませんか?”と聞かれた時と”進行の予防に何かありませんか?”と聞かれたら、ですけれどね。それにしても、脳腫瘍が消えたと知ってビックリしましたよ」

マノン「そりゃまぁ、オバマさんが(アルコールよりも)危険性はないと認めたし、アメリカでは大多数の州が医療大麻を合法化していますし」

F医師「ただ、紹介した方が◯◯クリニックに買いに行ったら、院長が”4時半で帰るから、また明日来て”と言われたらしくて、もうないわーって言う人もいますが…(^_^;)」

ああ。確かに私が買いに行った時も、無表情であまり感情を出さない医師だなという印象は受けたけれど…。

F医師から糖質制限の提案を聞いた時は驚きました。でも、PET/CTは擬似ブドウ糖を使って糖分を栄養源とする癌細胞を見つけ出す訳だし。すぐに糖質制限についての書籍を読んで、私も「理に叶っている」と納得したので実践しています。

脳神経外科医からサイバーナイフ専門医に躊躇なく転向したF医師。標準治療にこだわらず、エビデンスはまだ少ないけれど低浸襲で理に叶うものはすぐに実践する。

この辺が、私がF医師とある意味で性格が似ていて気が合うのかなぁと思っています。舌癌になってから5人の主治医の治療を受けましたが、こんなに話す医師はいません(B病院のB医師も同じタイプでかなり話しましたが縁が切れました…)。

私の主治医は、放射線治療専門医、耳鼻科頭頸部腫瘍外科医、脳神経外科医兼サイバーナイフ専門医とバラエティに富んでいます。それぞれに異なる専門知識と見解を持っているのでとても頼りになります。

F医師は「どんな医師に出会うかは、運だと思います」と言いました。

結局、診察(経過報告)と医療についてのお話を1時間近くさせて戴きました。

それでも後ろ髪を引かれつつ。

丸2年が経過する来年1月に撮影したCTデータを持って、また診察に来る事を約束してお別れしました。

F医師も、頸部リンパ節転移をいきなりサイバー治療し糖質制限と医療大麻をやっている私の今後の経過に興味があるのだと思います。

去年の12月で1度は縁が切れてしまいましたが、先端医療を担う医師が集う講演会を聴講し「この先生とは絶対に縁を切ってはいけない」と思ってからの再診察でした。

あ~、とっても楽しい1時間でした(^^)

講演会の内容については、いずれまた書こうと思います。