2015年8月12日

昨日の続きです♪

前述の先端医療系の講演会は、脳神経外科出身でガンマナイフやサイバーナイフを操る医師を中心に、外科主導(エビデンスに基づいた外科手術→抗癌剤→放射線照射)の日本の医療体制を見直し、従来の医療と先端医療を組み合わせて患者のQOLを重視する「ベストミックス」医療を目指すNPO活動の一環です。

マノン「とても良い講演でしたが、外科医からの風当たりは強くないですか?」

F医師「まあ、◯◯学会に2度ほど、新しい治療法の提案をしましたが完全無視されましたので、しょうがないなという所はあります。でも、来年の講演会も決まっていて、その時は一般の医師も登壇する予定なんですよ」

マノン「サイバーは患者のQOLを下げないし、入院費も掛からないので医療費削減という意味でも厚労省にしてみれば良い事だらけですから。サイバーの適応範囲がどんどん拡がって、外科医にしてみたら脅威ですからね」

F医師「まあ、外科でしか直せない部位もありますし。ちなみに、間もなく前立腺がんもサイバーの適応となります(^^)」

マノン「私、再転移のリスクはあるけれどサイバーを選択したお陰でQOLが下がりませんでした。本当にF先生には感謝しています。だからネットでD病院とF医師の宣伝していますよ。何しろ外科の主治医には「そんなに切りたくないんですか?」と聞かれましたから(^_^;)」

F医師「ありがとうございます。日本の外科医は技術が高いというのもあるんですけれどね。僕は舌癌も小線源がベストだと思います(手術を否定しているわけではありません、理由は次回)。直接患部に放射線を埋め込むのですから。マノンさんは白板症は外科で切って癌を取り切れた。まさにベストミックスの治療法を選択しています。講演会でも言っていた”患者力”ですよ」

ところで、F医師に前から聞きたい事がありました。

私がブログ経由で良く受けるのが「サイバーナイフで舌癌の治療はできませんか?」という質問です。今回、確認しました。

以前のD病院のHPには、サイバーナイフで扱う疾患の一覧に「舌癌」もありましたが、D病院の名前をお伝えして診察に行った方は必ず断られていまいた。

先日、リニューアルしたD病院のHPのサイバーナイフから「舌癌」の文字が消えました。
現在、頭頸部がんで適応は、咽頭がん、喉頭がん、副鼻腔がん、頸部リンパ節転移です。

マノン「以前は舌癌って書いてありましたよね?」

F医師「最初の頃は舌癌もやっていましたが、X線が的確に当たらないんですよ。どうしても嚥下で舌が動いてしまうので。だからもうやらない事にしました」

マノン「なるほど。ところで私の所にサイバーナイフで治療したいから病院名と主治医を教えてと言って来た方にはお知らせしていますが、なぜかほとんどの人がL医師(サイバーのベテラン)の患者になるんですよ。何でですか?」

F医師「マノンさんからの紹介でという患者さんには何人か会ってますよ。実は、僕は現在、脳専門でやっているんです。ですが、紹介状に僕の名前を書けば僕が診ますよ。予約の電話で僕の名前を言ってくれてもいいし」

マノン「指名すればいいんですね。指名料は要るんですか?(笑)」

F医師「いえ、指名料は不要です(笑)」

色々と話し込んでしまいましたが「まだ、大丈夫ですか?」と問うと笑顔で「大丈夫ですよ」と答えてくれました。

まだしばらく話は続きます。
長くなったので、続きはまた次回♪