2012年4月6日

いつも朝と夕方に主治医のB医師(若手)の回診があります。今日の夕方の回診で今後の食生活について話をした。

B医師「カレーや辛い食事は食べないで下さいね~。粘膜炎になりますから」

マノン「えっ。それっていつまでですか?」

B医師「はは、一生です。食べるとしたらカレーの王子様みたいな超甘口で」

マノン「そうですかー。一生ですかー(T_T)」

確かに、昨夜の夕飯はクリームシチューだったが、かすかに入っている胡椒を敏感に感じヒリヒリした。まあ、患者によっては気にしないでガツガツ食べる人もいるらしいけれど。

いずれ口内炎(放射線被曝による炎症)は治るけど、刺激物によって粘膜炎を発症すると厄介らしい。まあでも、お喋りができてゴハンも不自由なく食べられるから幸せ。
さて、肝心なアレについて聞かなければ。。。

マノン「あのぉ。。。お酒は飲んでもいいんですか???」

B医師「・・・(^_^;) まあ、薄い焼酎とかならいいですよ~。しばらくは、ビールとかウィスキーは飲めば死ぬほど痛いから、飲む気が失せるだけですよ(^^)」

B医師は飄々としていて、いつもカーテン越しに「マノンさ~ん。どうですか~?」とのんびりした口調で回診に来る。いつも時間を気にせず気さくに色んな話をしてくれる。

2カ月程して口内炎が治り、患部の細胞が復活したら、ビールとかワインを試してみよう。

午後は、外出許可を取ってMちゃんと新宿御苑へお花見に。

新宿御苑の枝垂れ桜

枝垂れ桜が満開。二人で芝生に座って桜のアイスクリームを食べました。

明日は二人揃って退院。関東と関西で離れ離れになります。

二人ともお喋り好きなので、ついつい喋りすぎてしまい、帰る頃には舌が痛くて二人でヒーヒー言ってました。夕食ギリギリに戻り、慌てて追加のオキノームを投入。看護師さんに「たくさん喋っちゃ駄目でしょ!」と怒られました。。。

【2014年現在の私の感想】

入院前、舌癌の小線源治療の場合、一生辛いものが食べられなくなる事については説明なし。まぁ、生死に関わる事ではないからでしょうけれど。

1年位は本格インドカレーやキムチを食べると悶絶して死んでいました(駄目って言われたのに食べてみた・笑)

2年経った今は、オイキムチやかなり甘口のインドカレーなら食べられます(舌癌とは反対側の左側だけで噛む)。それでも食べた後はかなり長い時間、患部がヒリヒリ痛みますが。粘膜炎が怖いので、辛いものは滅多に食べません。