2012年4月2日

昨日は、前の勤務先の友人と外でお茶をした。喋る事が激痛になり、ケーキを食べるのも一苦労だった。途中でオキノームを飲むが、今度は副作用で激しい眠気に襲われる。友人は色々と苦労話を聞いてくれて、そして私の為に涙ぐんでくれた。

自宅へ戻り、お風呂に入り洗濯する。春の訪れはもうすぐそこ、という感じだ。夕方病院に戻るも、途中でオキノームが切れて激痛に…。追加の鎮痛剤を病院に忘れており、痛みにヘロヘロになりながら到着。仲の良い看護師さんに「早く飲みなさい!」と怒られた(笑)

夕食ギリギリで、痛くてなかなか食べられず。薬が効くまでに時間が掛かった。お向かいのMちゃんも鎮痛剤の効きが悪くなっており、二人でヒーヒー言いながら夕飯を食べた。一人で病気と戦うのではなく、同士がいると心強い。

ついに明日、隣のモンスターさんが退院となる。話してみると面白い人で、昨夜は3人でカーテンを開け放し、最後の晩餐女子会となった。

今は、コーヒーや紅茶を飲むだけで、患部を刺すような痛みが走る。刺激物を避けて早く粘膜を治さないと。

隣のモンスターさんが「奈良の大神神社にある薬水がスゴイよ!」と教えてくれた。所謂パワースポットで、摂社の狭井神社内に”薬井戸”があり、この井戸水を飲む病気が治ると言われているそうだ。「鰯の頭も信心から」という事で、退院したら行ってみようと思う。

さて、ようやく今日の話だが、朝ごはんのいり卵ですらが喉や舌に刺さるようになってきた。口腔内の左側で噛んで飲み込むのだが、うっかりコロッと右側に小さな破片がこぼれると、激痛…。朝食ですら1時間掛かるように。ゴハンが拷問になってきた。

夜の巡回診察で、主治医のB先生に「ほーーー、これはもうほぼピークではないかな」と。急に来たらしい。患部を中心にマルっと口内がただれた。癌細胞が死んだ日。めでたい。

最近、生活習慣が体に叩きこまれたらしく、21時になると眠くなる。6時起きだから。今日は朝から口内が痛かったので、ベッドで午前中ウトウト、午後もウトウト。それでも眠くなる。身体のどこかが痛いと体力を消耗する。昨夜も痛みで目が覚めて、夜中に鎮痛剤を貰って朝までぐっすり眠った。

東京の桜は、まだほんの一部咲きだ。

今日、麻酔薬の入ったうがい薬が処方される(アズレン・リドカイン含嗽液)。食事前にこれでうがいすると、口内炎が麻痺して若干食事しやすくなる。

【本日のメニュー】
朝:おかゆ、大根味噌汁、和風炒り卵、煮野菜、鯛味噌、りんごのコンポート、牛乳
昼:おかゆ、茄子の味噌汁、さわらおろし煮、冷奴、小松菜お浸し、しょうゆ、ゆず味噌
夜:おかゆ、春雨スープ、豚ヒレ味噌焼き、南瓜煮、ブロッコリー炒め、プリン