2012年3月28日

遠く離れた実家で暮らす母には舌癌の事も入院の事も一切、話していない。かなり迷ったが、墓場まで持っていくと決心した。理由は父が癌で随分前に他界しており、悲しませたくないからだ。

今日、母から「週末、関西へ桜を観に行く」と連絡がある。小線源を舌に刺してる時に電話を貰ったら喋れないのでどうしよう…、と思っていたが、運良く電話なし。今は携帯で喋る事もできるので、母は当然ながら私が毎日会社へ行き、普通に暮らしていると思っている。

昨日から気になり始めた喉の腫れについて看護師さんに相談すると、小線源治療の症状(副作用)の一つとの事。そして先生の見立て通り、患部がどんどん赤くなり、どんどん痛くなって来た。主治医のB先生は「お、赤くなってきたな!」と嬉しそう。ヘンタイだ(笑)

夕方に主治医のB先生が来たので、歯磨きについて質問した。看護師さんからは「炎症が収まるまで歯磨きは禁止。うがい薬(アズノール)で毎食後にうがいして下さい」と言われていたが、さすがに普通食を食べていると、口の中がメチャクチャ気持ち悪い。

すると意外にも「まあ、(患部の)反対側ならいいですよ。ただし、反対側もそれなりに放射線のダメージを受けているのでホドホドにして下さいね」との回答が。なので早速、歯磨き。あーーーー、スッキリした!

今日は外出許可を取って映画を観に行く予定だったが、天気予報で夕立ちがある、というのでやめた。でも降らなかった…。ばかもん!

午後、病室入口側のベッドに新人さんが来た。これで4人満室。看護師さんが「マノンさんと同じ日に小線源治療を受けた女性よ」と教えてくれた。カーテンを閉めているので良くわからないが、どうやら私と同年代らしい。

この部屋は1日中カーテンを閉めきっているので、知り合うのは難しいのかも。

【本日のメニュー】
朝:おかゆ、白菜の味噌汁、大根とさつま揚げの煮物、カブのサラダ、黄桃、牛乳、中華ドレ
昼:おかゆ、なめこ味噌汁、芙蓉蟹、なすお浸し、ミルクゼリー、ゆかり
夜:おかゆ、大根の味噌汁、鮭の味噌焼き、里芋の煮物、温野菜