2012年3月20日

起床は6時。看護師さんが起こしに来る。7時にはA医師が回診に来たのでビックリ。今日は鼻から胃まで管を入れ、自分で1日3回栄養剤を入れる練習をする。

7時に朝食。昨夜は23時に寝たけど、全然寝付けなかった。環境が変わったのと緊張からだろう。2時位まで眠れず、夜中にガタッ!と大きな音がしたのに驚いたのと、救命救急に来る救急車のサイレン。極めつけは、暑いので窓を空けて寝ていたら女性の叫び声というか奇声が。怖かった…。車道も近く、夜中まで車がうるさかった。耳栓もイマイチ役にたたず。

病院の1階には24時間営業の大手コンビニが入っている。スイーツや弁当も売っていて、これも時代だなぁ。さすがに酒は売っていないが…。

11:30、ついにB医師が来る。隔離施設の一角に処置室のような部屋があり、昔の歯医者さんにあるような古臭い診察椅子に座る。麻酔はせず、チューブの先端にキシロカインという局所麻酔薬を塗るだけ。普段は食道へ通じる蓋が閉じているので、そこを通すのが苦痛らしい。「こういうのは一気にやった方がいいので」と、B医師が容赦なく鼻に管を入れた。「オエッ…」。管に空気を通し、聴診器で胃に入ったかを音で確認する。無事貫通。

病室に戻るも、チューブが常に喉に当たり激しい違和感がある。おええええええええええ。わずか1.5ミリの細いチューブだが、こよりで鼻をコチョコチョされている状態で鼻水が止まらない…。寝ている間に引き抜きそうだ。気持ち悪いのでベッドでウトウトする。

鼻のムズムズ感はティッシュの鼻栓でチューブの動きを抑え、なんとか解消。しかし唾を飲み込む度にチューブが喉に触って、痛くはないけどかなり邪魔。予想外にきついぞ…。B医師は「暫くすると慣れますよ」と言うけれど。看護師さんに「夜、眠れなかったら睡眠薬を出すから、遠慮なく言ってね」と言われた。我慢は禁物らしい。

昼から栄養剤を鼻のチューブに接続して胃に点滴。看護師さんの指導で、まずぬるま湯300cc胃に点滴。次に栄養剤「明治メイバランス」400mlを注入。ナッツのような香ばしい匂いがする。油分が多いのであまり早く注ぐとお腹を壊すらしい。慣れれば1時間半で終了らしいが、昼は2時間掛かった。点滴のスピードが肝らしい。

点滴をしている間に、ビソルポン細粒(痰の排出を助ける)とセフゾン細粒小児用(セフェム系抗生物質)を乳鉢で擦る。食事が終了したら少量の水で溶かし注射器に吸い上げ、鼻に通した管から注入して完了。

明日はいよいよ放射線の針を舌に刺入。コンビニで買ってきた飴を舐める。明日から舌を動かせないので、明日昼までの楽しみだ。B医師に「水を飲むのは難しいです」と言われたけど、ストローでジュースを飲んだらちゃんと飲めた。果汁が美味しい。明日から5日間も口福がないと発狂しそうだ。コンビニでジュースを買っておこう。

本日のメニュー
朝:全粥、切干味噌汁、炒り豆腐、キャベツお浸し、バナナ、牛乳
昼:明治メイバランス400cc
夜:明治メイバランス400cc