2023年3月11日(土)
今日は東日本大震災から12年目の節目の日。
お茶と暦でしあわせ色に
すもこ/長代真樹です。
毎年あの日のことを振り返っているので
今でもたくさんのことを思い出せます。
人間の脳ってすごいですね
自分の目が信用できないほどに世界が揺れること、
ガチャガチャとした大きな音、
状況がわからなくてどうしたらいいかわからなかったこと、
揺れの中、階段を2段跳ばしくらいで下りて外に出たこと、
電線が縄跳びみたいにビヨンビヨンしなっていたり、
電柱も揺れて今にも倒れてきそうだったし、
地面が割れて水が出てきたり、
車はジャンプしていたし、
雪が降ってきて寒くて
車の中で津波の映像を見ながら
「現実なの？」
映画みたいだなとボーッと見ていたこと。
祖母の家の瓦が全部落ちて家の中でテレビにしがみついていたこと、
電話が繋がらなくて家族が無事か不安だったこと、
生きていることに感謝したこと…。
過去も未来も無くなって
今、どうしたら生き延びられるのか？
そんなことに意識が集中した日でした。
暦を見ると震災が起きたのは
辛卯の年
辛卯の月
乙丑の日。
辛卯が2つ重なってたんだなぁ、と
今になるとわかります。
同じものが重なることでエネルギーが強くなり、
辛と卯は金と木の相剋関係という抑制の関係なので
ストレスがかかりやすく衝突が起きやすいことも
暦からは見えてきます。
自然災害を予知することは難しくても
起きた出来事に説明がつくことで
「そういう時だったのね」
一つ安心して次に目を向けていく余裕が少し生まれたり、
似たパターンが来た時に注意して過ごすことができる。
わからないまま不安な日々を過ごしたり、
自分のせいかもしれないと責め続けて
とどまってしまうことから一歩抜け出すツールとして
暦を知ることは人生を豊かにしていくとも言えます
話は戻って、
東日本大震災は揺れて終わり。ではなく、
その後も続いています。
震災直後は水が出ない、電気やガスもストップ。
ガスと電気は割と早く復旧したけれど
水が出なかったのが大変でした。
3日間くらいだったけどものすごく長く感じた日々。
トイレが流せない、
お皿が洗えない、
顔が洗えない、洗濯もできない、
お風呂に入れない。
生命に関わる水がない恐怖、
衛生面においての水の重要さを感じました。
給水車に並んだり、
井戸水が出る家の方が分けてくださったりしていて
助け合って励まし合っていた。
福島では原発事故があり、
70km以上離れた我が家でも
換気扇や窓を塞いで外氣が入らないようにして
息を潜めてしばらく過ごしていました。
息をするのが怖かった。
除染もしばらくあちこちやっていたし、
汚染された土や水をどうするか問題はいまだにあります。
他県では進んでいった沿岸の復興も
福島県沖では津波被害者の捜索すらできないことが何年も続き、
風評被害は県内全域におよび、
地震そのものよりその後の被害の方が大きく長い。
この前久しぶりにニュースを見たら
今でも県内各地の放射性物質の測定濃度が
発表されていました。
道路があちこち分断されて
ガソリンが届かない、
食料も届かない、
お店の中もあちこち天井が落ちそうになっていたりして壊れてしまっている中
開けてくださったスーパーには大行列。
外に出るにもできるだけ肌を露出しないように
完全防備で代表者だけが勇気を出して出かける。
目に見えないという点で
コロナ禍と原発事故は似ていました。
震災後、結婚して子供が産まれて
体や心、健康のことを勉強していたので
ウィルス自体は放射性物質ほど得体の知れないものではなかったけれど、
同調圧力だったり、
いろいろな制限がされることで
人々の氣持ちのうねりのようなものの方が怖かった。
地震に始まり、コロナ禍があり、
個人的には出産、育児があって、
命と向き合わされた12年。
わからないもの、
自由を奪われること、
天災や事故、病氣そのものというよりも
人の心が巻き起こす偏見や差別に対する恐怖。
本質が「水」の私は
根っからの怖がりなんだと
書いていてわかります
それをベースに怖がっているだけじゃなくて
勇気を出してどう向き合って進んでいくかが課題。
「火」の人だったら
生きててよかった！
あんな楽しいこと、嬉しいことがあった！
と振り返れる12年なのかな？
一人一人の12年、
見えている景色はきっと人それぞれ。
それでいいし、それがいい。
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2023年3月12日(日)10:00〜15:00
Rojima @福島県須賀川市
2023年3月26日(日)11:00〜16:00
みつとび 〜和👘恐🧟癒☕️〜
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