エレカシ 雑感「『獣ゆく細道』椎名林檎×宮本浩次」(2018.10.02)  | エレファントカシマシ備忘録

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昨晩は23:30に就寝し、5:45に起床。
 
「あ、公式から何かツイート来てるわ~」とスマホの通知欄を見る。
2行ほどの通知欄には“獣ゆく細道”の文字。
 
「ん?んん?これってTLで見かけた椎名林檎の新曲じゃなかったっけ…NEWS ZEROのテーマソング…」
 
その瞬間、様々な思いが駆け巡る。
実はその一瞬で全てを理解していたのかもしれない。
 
エレカシ公式のツイートを確認する。

宮本浩次と椎名林檎の芸術的に美しいツーショット。
 
まず思ったのが昨晩のNEWS ZEROに宮本さんが出演したのかどうか。
 
急いでタイムラインを確認する。
さかのぼるので皆の感想が軒を連ねている。
私が知りたいのはそんなことじゃない。
宮本さんが出たのか出てないのか。
 
MVが公開されたことも知る。
見るなら大画面でと思って、一瞬ためらったがYouTubeを開く。
車に乗っている宮本さん。
「ヒトコイシクテのMV…」と頭をよぎる。

無精ひげで明らかにかっこいい宮本さんがいた。
和装をしている。
聞いたこともないような歌い方。
あまりに高音で宮本さんの歌声かどうかも定まらなかった。
 
朝ごはんの用意をしなくては!
MVも見なくては!
タイムラインも確認しなくては!
 
心臓がバクバクしている。
 
とりあえず、昨晩のNEWS ZEROではエンディングにMVが流れたことを知る。
本人は出ていない。
 
とうとうこのコラボが来たのか…。
だけど何だろう、この気持ちは。
気付いたら涙ぐんでいた。
 
椎名林檎はイギリス滞在中にエレカシの『悲しみの果て』を聞いて、日本にもこんな歌を作り歌う人がいるのかと感動し、日本に帰ってきたとインタビューで読んだことがある。
宮本浩次の歌がすごいと、ことあるごとにリスペクトを表明していたので、昨年トータス松本とコラボしたときは、なぜ宮本さんではないのかとやきもきしたほどだ。
私自身は椎名林檎の楽曲も好きで20年前から聞いている。
 
だけど何だろう、この気持ち。
 
起きてきた子供たちに報告。
子供たちも朝ドラ「カーネーション」の頃から椎名林檎は知っていて、かっこいい!きれい!歌が上手い!と認識しているほどなので、宮本さんとのコラボに普通に喜んでいた。
そして『獣ゆく細道』を聞かせる。

「宮本さん、歌上手!」
うん。そうだ。それが最初の感想だ。そうだ。
 
普段、夫には朝からエレカシの話はしないけど、夫にも報告。
私「いきなり公式のツイート見たら、宮本さんと椎名林檎の二人の写真だもん。驚いたよ!」
夫「結婚するかと思ったって?(笑)」
 
………うっ
 
林檎ちゃんファンの方、どうか怒らないでください。
私のショックはきっとそれに近いものだったのだろう。
この日がとうとう来たのだ。
それを私は期待していたはずだった。
だが実際、その姿を目の当たりにした私はショックを受けたのだ。
 
少し落ち着いて『獣ゆく細道』を何度も聞いた。
MVもテレビの大画面で見た。
 
なんて素晴らしい歌とMVだろう。
宮本浩次の歌を聞きこみ尊敬している椎名林檎だからこそ作れる歌だとよく分かる。
そして宮本さんの歌声。
肩の力の抜けた“自由”に歌うことを楽しんでいるかのように伸びやかな歌声。
 
本当にすごい。
 
子供たちがMVの宮本さんのダンス?で笑っていたのでこちらも気が抜けた。
感動したりクスっと笑ったり。
 
Amazon Primeでは無料でダウンロードできてしまったので、Apple Musicでも購入するつもりです。
 
大好きです、宮本さん。