2014年6月11日に46th Sg.『Destiny / 明日を行け』が発売された。
☆『Destiny』…TBS系月曜ミステリーシアター「ホワイト・ラボ警視庁特別科学捜査班」主題歌
☆『Destiny』は亀田誠治との共同プロデュース
☆ジャケットArt Direction…信藤三雄
【『Destiny』歌詞カードのThe Tree Moiraiについて】
三女神で一組。
人間の運命はモイラたちが紡ぎ断ち切る「糸の長さ」やその変容で考えられる。
「運命の糸」を紡ぐのがクロートー、その長さを計るのがラケシス。
最後にこの糸を、アトロポスが切った。
こうして人間の寿命は決まる。
「Destiny」MVには象徴的なアイテムとして糸と鋏が登場する。
「このAメロを活かすのは亀田さんしかいない!と考えてた。でも僕が病気になって、すべてが止まったんです。でも、ドラマの主題歌の話が来た時に、だったらこの曲がぴったりじゃないか、と思って」
「(ドラマ制作サイドからは)全部バンドのイメージでいい、って話だったので。ストーリーの概要とテーマを聞いて、曲を作りましたね。とにかくこういうお願いされたのが嬉しくて、思わずレコード会社の人たちと握手しちゃった(笑)」
「たぶん<ミステリー>から連想したんだと思うんだけど、ただ僕がこれを入れたかったのは、光の大海原に俺は生きてる……<四月の風>って歌じゃないけど、春の日差しの中を、部屋の中から外へ一歩出て、人の歩いてる通りに出た時に、自分もそこへ出ていく、で、光がある。それだけでもう、この大海原に生きていられることの喜びを瞬間的に感じる時がある、ってことなんですよ!」
「この曲が持ってるものは、そういう喜びや光に向かう気持ちだと思うんですよね。それが生きてる実感だと思うんです」
「<明日を行け>は、バンドを一度僕の手に取り戻したいと思ってスタートしてる。良くも悪くも全部自分でやって、それをみんなで練習する。もともとのエレファントカシマシ方式でやりたかった」
「歌詞も一昨日出来たばっかでさあ。それも何度も何度も唄って。久しぶりにバンドの手作り感を取り戻したね」
「今回、この2曲をやったことで、アルバムに向けて、俺達は完全にバンド・サウンドでいけるって、この2曲で確信できました。だから凄いものになりますよ、アルバムは!
(「音楽と人」2014年7月)
≪初回限定盤≫
<特典:DVD>
「Destiny」 MV
「Destiny」MVメイキング
「明日を行け」レコーディングドキュメント
宮本が好きに作らせてもらったという「明日を行け」。
エレファントカシマシの4人とエンジニアの今井邦彦氏だけで進められていくレコーディングは緊迫というよりは緻密かつ情熱的。
カメラは岡田貴之氏。
【公式】
『Destiny』
監督:番場秀一