エレカシ CD AL『町を見下ろす丘』(2006.03.29発売) | エレファントカシマシ備忘録

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2006年3月29日に17th AL.『町を見下ろす丘』が発売された。
 


 
『地元のダンナ』
「どんどん話が長くなるでしょ、オヤジって。敗北の証ですよね。でも僕も“地元のダンナ”なんですよ。あなたも“地元のダンナ”だし、っていうことかもしれないですよね。敗れ行く、敗北してゆく、そしてしんでしまう」
 
『理想の朝』
「みんな大人になれば克服できるっていうふうに思っていたかもしれないけどさ、ずーっと退屈なままなんだよね、人間なんてさ。あの、そんな事ないんだけど、何やったって退屈っちゃ退屈だから」
 
『甘き絶望』
「毎日やっぱり一生懸命生きなきゃいけないって思ってさ、そうしたら折角音楽レコード出してるんだから、みんなに共有して欲しい、つまり売れたいなって思ったり。実は精一杯やってるんだけど、この一個の身体じゃ出来ることも出来ないこともあるし、しょうがねえなって部分もある」
「俺はやっぱり音楽は応援歌だって思うよ。みんなの潤滑油となって楽しく…俺の歌がそうなっているかどうかはわからないけど、でも目指したいですね。だから優しい歌を作りたいな。もともと僕は、優しい歌ってどういうものだろうっていう風に思ってました。」
 
『すまねえ魂』
「悪かったなって思ったんですよ、魂に。お前もういいよって、お前の魂が生きてんじゃねえか、お前の魂が毎日こうやって楽しかったり、悲しかったりしてるんじゃないかっていう風に思ったのね、もうお前のこと大事にしてやるよと」
「この曲が『町を見下ろす丘』シリーズの第一弾で、大事な曲だったんだよね」
 
『シグナル』
「これは僕の好きなコード進行を割とタイトに形にして、偶然できた曲で、すごく力が抜けているっていうか、無理がない」
「アルバムを説明する映像の部分を割と意識的にやった曲かもしれないですね」
 
『今をかきならせ』
「逆手にとってね。そんなもの当たり前だろうって。なんだよ、行けーって、そういう歌です。そんなネガティブなのは当たり前だろうって、違うかよって」
 
『人生の午後に』
「具体例として例えばもしかするとこれは恋人といるのかもしれないし、そうするとそういうものだっていう明快に具体的に詞で描きだせた曲だと思います。曲とマッチしていると思います、歌詞がすごく」
 
『雨の日に…』
「日常の等身大な感じって言っちゃあれですけど、それは出てると思いますよ。僕、今言われて気づいたですけど、正にそうなんです」
 
『流れ星のやうな人生』
「『すまねえ魂』と同じで、今の自分を信じてみなよ、ってことで。普段恥ずかしくって言えないんだけどさ、歌とマッチしてたから、堂々と言えたっていう」
「この4人がストレートに一番解釈しやすかった曲かもしれませんね」
 
『I don't know たゆまずに』
「出来る事をやらにゃああかん、出来る事を分かっているだろう、お前。っていう歌ですよね」
 
『なぜだか、俺は祷ってゐた。』
「俺、曲が出来たときって嬉しくて祈りたくなっちゃうんですよね。あ~つってね。嬉しくて祈ってるんですよ、これは」
「そう、格好よく死にたいんですよ。無理かなとも思いつつも、でも格好よく死にたいなあって」
 
(エレファントカシマシファンクラブ会報PAO Vol.39 宮本浩次全曲解説インタビューより)
 
 
~メンバー全員インタビューよりファンへ~
 
石森「えー、前作と違う雰囲気のアルバムになってて、その雰囲気はものすごい好きで…。そういう感じを、いい感じで出来たアルバムだと思います」
 
冨永「ええっと、最初から最後まで聴きやすいと思うんですよね。だからいろんな人に聴いてもらいたいと思ってます」
 
高緑「今のバンドのいい雰囲気が、すごくよく出てるアルバムだと思うんで、これを本当にライブでもうまく表現して、もっともっと良くしていきたいと思います」
 
(エレファントカシマシファンクラブ会報 PAO Vol.39より)
 
 
 
 
 
 
※発売される前、1月の私のメモ
2006年 1月 25日
エレファントカシマシ、どうしてるのかな?
と思っていたら、年賀状が届いた。
私の心配をよそに、そこにはとっても穏やかな4人のお顔が。
石くんてば、ピースサインまで。
そしてきわめつけは、宮本の言葉。
「素晴らしき一年であらむことを祈っております。」
って。
もう、泣けるじゃないの。
そして3月にアルバムを出して、マンスリーライブをやるのね。
そっかそっか、アルバムを作っていたのか。
うれしいな、とっても。
どんな音楽が聴けるのだろう。