エレカシ ライブ「Rock!Rock!Rock!」千葉県文化会館(2000.12.10) | エレファントカシマシ備忘録

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エレファントカシマシのライブ、CD、テレビ、ラジオなどの記録

昨年12月以来のホールである。
席は3列目中央。
良席。
ステージ上にライトが設置してあり、いつもと違うと感じる。
客電が落ちると、石君、トミ、成ちゃんが登場。
そして最後に白シャツの宮本が登場。
 
暗がりの中、かすれた声でマイクにつぶやく。
「good-bye-mamaという曲を・・・。」
けだるそうに、そして切なそうにギターを奏でる。
“僕らは行くよ”から声を張り詰める。
乱暴な歌い方。
間奏のギターは、ささやくように。
やはり、ホールは音がいい。
宮本の声もとても澄んでいて、響く。
そして今回のツアー、ライティングがいい。
曲に沿うように宮本を美しいシルエットにしたかと思うと、サビでは力強く熱く、宮本を照らす。

『明日に向かって走れ』
“駅を行き、街を過ぎ”宮本が叫ぶ。
 
『soul rescue』
宮本のギターで新しい前奏を付ける。しびれる。
暗いステージ上、スポットライトを真上からあびて。
ここでふと気づいたのだが、宮本浩次は私の真っ正面に立っている。

MC
「楽しんでいってくれ!イエー!イエー!なんでもありですからね。」
 
『悲しみの果て』
動けなかった。
ブルーパープルのライトがステージを包み込む。
神秘的で美しい。
その中で歌う宮本。
 
『風に吹かれて』
長めの前奏を付ける。
私はこの重たいドラムが入る「風に吹かれて」が大好きだ。
そして深いブルーで照らしてくれる。
間奏で宮本がギター を奏でるその姿、格好いい・・・。
わざと音をはずして歌う。
それが決まるったら。

『昔の侍』
CDよりも低めにそして太く歌っている。
それが男の憂い、物悲しさを感じさせる。
“滅びし、日本の姿よ”から真っ赤なライトだけがメンバーを照らす。
その中で決別を述べる宮本。
あぁ・・・。

パイプ椅子に座る。
『月の夜』
どうしてそんなに美しい歌声なの?
ギターがどうしてそんなに切ないの?
あまりに尊いその姿。
その声はまるで月のささやき声だ。

『新曲(孤独な太陽)』
やさしく、さりげなく歌う。
聴けば聴くほど、いい曲だ。
そして去年ガストロンジャーで叫んでいた宮本は、一年後にはもうこんなにやさしいバラードを届けてくれる。
すごいとしかいいようがない。
間奏で石君がギターソロ。
やさしいメロディー。
ぶっきらぼうな歌い方を差し込む。
男にしかわからない世界。
 
『珍奇男』
昨年聴いた時よりも、悪っぽさと軽快さが増したように聞こえた。
赤と青のライトが左右から宮本を照らす。
新曲と珍奇男。
これだけ聞いても宮本がにいかにすごい作曲家かがわかる。
アドリブの応酬。
すごすぎる。
ラストかっこよすぎ!!

メンバー紹介の後、『so many people』
出だし“かりそめでいい、よろこびを──────!”
叫ぶ!叫ぶ!
最高だ。
会場全体がこの曲でのりまくっているのがわかる。
宮本も叫ぶ!
声を張り上げる!
私はジャンプしまくる!
この曲、どんどんのれる曲になっていっている。
とにかく聴いてるほうも、おそらく演奏しているほうも楽しくってしょうがない。
 
~アンコール1~
ギターのリフ。
・・・この曲は!!
『始まりはいつも』だ!
嬉しい。
聴きたかったよ、ライブで!
“素通りしていくんだよっ”
がなり立てるところ、けだるそうに歌うところ、あ~どれもこれも最高だ。
ロックだ!

『今宵の月のように』
凛々しい声といったらいいのだろうか?
凛として、それでいて暖かい、そういう歌い方をする。

『武蔵野』
めちゃくちゃかっこいい前奏!
宮本が身体をくねらせ、頭を振る。
汗が飛び散る。
こんなにのれるバラードってあるだろうか?
 
曲が終わると、イエー!コールを何度も。
そして恋愛の話になり・・・
「男の子も、女の子も・・・おぇおぇ!男の子って感じの方ばっかりじゃないですねー!!」
と目をひん剥いて突然言う。
(めーっちゃおもしろかった)

『sweet memory』
ぶっきらぼうさがたまらない。
“君はロンリー、俺もロンリー”
やわになりがちなこんな言葉も力強く歌う。
 
~アンコール2~
ツアーTシャツを着ての登場!
似合う!
「今日はホントにありがとうございます。なんて言ってもすぐ他の人とかにいっちゃうんじゃないですか?」
んなわけないじゃん!!

『ガストロンジャー』
かっこよさが増している。
歌い方、歌詞、セリフ。
いつも違って、それがいつもかっこよくて・・・。

『コールアンドレスポンス』
ギターのサウンドがたまらない。
そして宮本の叫び。
死刑なんて言葉をこんなにも声高に叫ぶ。
パンクでロック。
こんなかっこいい男、他にどこにいるっていうの?
間奏ではイエー!コール。
曲の合間のコー ルアンドレスポンス。
最高じゃん。
ステージに貼られている床をはがす。
アンプを落とす。
ギターを踏む。
最後の最後「ロッケンロール!」と叫ぶ宮本。
言うこと無し。
 
 
≪SET LIST≫
good-bye-mama
明日に向かって走れ
soul rescue
悲しみの果て
風に吹かれて
昔の侍
月の夜
(新曲:孤独な太陽)
珍奇男
so many people
 
~アンコール1~
始まりはいつも
今宵の月のように
武蔵野
sweet memory
 
~アンコール2~
ガストロンジャー
コール アンド レスポンス