たまに「オイルってなんですか？」「ワックスってなんですか？」「オイルとワックスの違いは？」と言うような質問を頂きます。
オイルと言うのは意外とサラサラした液体で木の中まで染み込みます。
最近は色を付けたオイルが充実しておりオイル塗装をするだけで作品のイメージがガラッと変わります。
例えば流通量も多く安価な杉材を高級なウォールナットの様な色に仕上げることが出来たりします。
この杉材で作った作品に…
ウォールナットカラーのオイル塗装をして磨くと…
こんな感じになります♪
印象が随分変わりますよね。
オイル塗装をすることによって木に油分が入りしっとりしてスベスべになり質感も良くなります。
また木を長持ちさせることも出来ます。
手にハンドクリームを塗るのとよく似てます。
ワックスもオイル同様の効果があり、更に水や汚れを弾く効果あります。
ではオイルとワックスは何が違うか…
簡単に言うとオイルはオイルの油分や色が木の中まで染み込んでくれます。
一方、ワックスは木の中なはあまり染み込まず表面に強く効果を発揮します。
なので木の表面を保護する効果が高くなります。
なので「木を長持ちさせたい」「木を水分や汚れから保護したい」場合にはオイルを塗ってから更にワックスを塗るようにしています。
まとめるとオイルは木の中、ワックスは表面と言う感じですかね。
ちなみにオイルもワックスも乾いた布で何度も何度も磨くと艶が出て美しい仕上がりになります。
体力と時間が掛かる作業ですがそれに見合う仕上がりになりますよ。