宮島へ行ってきました。藤ヶ浦編 | フーの宮島の「シカ」考

フーの宮島の「シカ」考

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今週半ば宮島へ行ってきました。
今回の目的は主に市街地A~Cブロック以外の人為的給餌を受けていない場所での鹿の生息状況及び植生環境等をメインに調べてきました。

山道に慣れないながらも気合いだけで臨みましたが道の無い勾配の強い坂を登り、生まれて初めて肉離れを起こし、足を引きずりながら川渡りには失敗し、水に浸かり、もう一方の足も捻りながらも珍しい様子を目に焼き付けて来ました。

初めて東海岸側から上陸した藤ヶ浦近辺の様子。


浜辺から少し入った山との接点で一頭の牝鹿に出会いましたが、写真を撮ろうとすると危険を感じたのか素早く逃げられました。まさしく野生の鹿です。
画像はありませんが、生後一年少し位の小ぶりなまだ繁殖可能とはいえない個体でした。








このように柔らかそうな植物が群生していますが、名称と鹿が食べれるかどうか調べ解ったら再度お知らせします。

山を登りきったところでおそらく大砂利方面から続いていると思われる陥没だらけのアスファルト道路に出てきました。


このような陥没が多くありますので陸路は使われていない可能性が高いです。

しばらく歩いて行くとかつて使用していた施設のフェンスが見えてきました。




現在は使用されていないようです。
更に奥に進んで行くと実がなっている植物が多く点在していました。




ドングリもあちらこちらに落ちていますが、およそ片道300メートルやそこらの移動で出会った鹿は結局浜の近くにいた一頭のみでした。

仮説を立てられるとしたらこの場所で鹿が増えてもこの東側の山でまだ養えるのではないか?と言うことです。
今回一回の調査だけで断言はできませんが、 1k㎡あたり5頭に満たないのではないかと予測を立てました。

もしそうであったとしても市街地周辺に住む鹿達をどのような方法でテリトリーを移動させていくかです。餌が山にあると気づかせるようにするためにはやはり山の植生環境の整備を1ヶ所に集中してではなく山のあちらこちらに点在させるのが有効ではないかと思い始めています。
次の鹿対策協議会の実施計画書には市街地から誘導できるような撒き餌方式でぜひ山の植生環境の整備に取り組んでもらいたいものです。



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