かとう歯科のブログを

ご覧いただきありがとうございます。

 

皆様にとって、

ほんの少しだけ、

ためになる

 

と思って頂ける話を

書いて行きたいと思っています。

 

さて

先日取り上げた線虫のガン検診の話に

少々間違いと付け足しがあるので、もう一度書きます。

 

この話自体がとっても興味があり

早速著書を読みました。

 

うーん。面白い。(笑)

って、一人で満足してちゃダメなんだけどね。

 

私の中では勝手にいろいろと

想像していたんですけど、ぜんぜん違いましたね。

 

何が違ったかというと、最初からガンを狙って

線虫を選んだわけじゃなく、線虫の研究者が

いろいろと巡り合わせで、今の社長業になったんですね。

 

いくつか間違いと言ったのは、

2016年に会社は設立されていました。

 

すでに多数の協力病院があります。

 

アニサキスの話はでてきませんでした。

 

犬の話は本当で、非常におもしろかったです。

犬も「ガン犬」になる可能性はあるそうです。

 

しかし、犬は人間に例えるなら2〜3歳の

知能があるが故に、5人が限度なんだそうです。

飽きちゃうらしい。(笑)

 

前回、下の「02開発中」でしたが、これも

線虫を使う予定です。

 

最初のターゲットは膵臓ガンです。

2022年を予定しているようです。

 

膵臓ガンは5年相対生存率が9%

 

しかし、ステージ1の5年相対生存率は41%なのに

ステージ4では1.2%までさがってしまいます。

 

いかに早く見つけるかが大事。

 

本を読んでとてもおもしろかったのが

人間と線虫の嗅覚の話。

 

人間は嗅覚受容体が400種類あるそうです。

識別できるニオイが1万だそうです。

 

嗅覚神経は500万個あるそうですから、

1受容体が数千から1万以上あるんです。

 

それに比べて線虫の嗅覚神経は

左右5本で10本。

ところが嗅覚受容体は1200種類。

 

将来、ガンの種類によって、ニオイ物質の

違いに反応する線虫を作り出せば、

何ガンなのかがわかるという仕組みです。

 

人間の嗅覚は鼻腔の上にある

嗅粘膜で感知しています。

 

でも、これって鼻呼吸ができないと

ニオイに鈍感なんですよね。

 

子供の頃から鼻呼吸不全の子供の

上顎を顎顔面矯正で広げたら

 

「『おかあさん、部屋がクサい!』

って言われました。」

 

という、ちょっとうれしい、

ちょっと悲しい話を聞いたことがあります。(笑)

 

その子はこれまでの人生で

母親の暖かいニオイや

 

母親が作ってくれた美味しい料理の

ニオイを感じることなく育ったんでしょうね。

 

なんだか悲しい話ですよね。

 

5つの感覚の一つを鈍感なままに

大人になるって、マズいよね。

 

人生の1/5が抜け落ちた

みたいですね。

 

もったいない人生になるね。

 

 

 

 

 

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