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脳卒中は日本人の死因第4位となっていて

 

年間、約10万人もの方が亡くなっています。

 

脳卒中の中でも、脳梗塞について

 

治療ではまず、脳の血流を再開するために

 

血栓溶解剤(t-PA※1)を使いますが

 

日本では脳卒中を発症後

 

4時間30分以内の患者への投与が推奨されているなど

 

その使用には多くの制限があります。

 

 

 

 

この血栓溶解剤が使えない場合には

 

長時間の虚血状態により脳がダメージを受けてしまい

 

脳神経系の細胞死が生じ

 

半身麻痺などの重篤な後遺症を来す可能性が高くなります。

 

このことから、脳神経系を保護する治療薬の開発が望まれます。

 

 

こんな情報見つけましたよ。

 

大阪公立大学などの研究グループは

 

GAPDHという多機能性タンパク質の凝集が

 

多くの難治性脳神経疾患の共通病原であるという仮説のもと

 

GAPDH凝集阻害剤GAI-17を開発。

 

この阻害剤を急性期脳卒中モデルマウスに投与したところ

 

脳梗塞と半身麻痺が顕著に改善したことを明らかにしました。

 

 

 

 

 

 

このGAPDH凝集阻害剤は

 

脳卒中に留まらず、アルツハイマー型認知症など

 

多くの難治性脳神経疾患共通の治療薬になる可能性がありますので

 

難治性脳神経疾患への治療適応が期待されますね。

 

 

 

 

詳しくはこちら。

Inhibition of GAPDH aggregation as a potential treatment for acute ischemic stroke