市販の消炎鎮痛薬の効果は?
そもそも消炎鎮痛薬とはどのような薬のことなのでしょうか?
痛み止め成分の代表格としては、ロキソプロフェンがあります。
ロキソニン®️、ロブ®️などの処方薬やロキソニン®️S
ロキソニン®️Sプラスなどの市販薬に含まれていて
聞いたことがある人は多いと思います。
ロキソプロフェンは痛み止めの中でも
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)に分類されます。
NSAIDsにはロキソプロフェン以外にも
イブフロフェン、ジクロフェナク、アスピリンなどがあり
さまざまな商品名で流通しています。
NSAIDsは痛み止めとしての効きがよいため
頭痛・生理痛などに汎用されていますが
解熱作用もあるため風邪といった感染症などによる発熱にも使用されます。
熱を下げたり、痛みを和らげるためのくすりは
葛根湯は慢性頭痛や肩こりにも用いられる
漢方薬も肩こりや頭痛の時に用いられることがあります。
葛根湯は風邪の時にも使いますが
発熱がなくても
うなじや背中が緊張しているようなときに用いられます。
慢性頭痛、なかでも緊張型頭痛や肩こりの治療でもよく処方される薬です。
葛根湯は、体を温めることでこれらの症状をやわらげます。
私も内服したことがありますが
内服するとじんわり体が温かくなり
血液の巡りが良くなった感じがしてきます。
凝り固まった部位の血流がスムーズになり
痛みが軽減してくるというわけです。
芍薬甘草湯は生理痛にも使える
脚のつりに
芍薬甘草湯を処方されたことがある方もいらっしゃると思います。
そのような横紋筋(骨格筋など)のけいれんだけでなく
平滑筋(消化器、泌尿器などの壁と血管壁の筋肉)にも効果があります。
腹痛の特効薬ともいわれる漢方薬で
生理痛や、しゃっくりなどにも効果があります。
私も生理痛で夜が眠りにくい時に頓服していますし
しゃっくりでお困りの患者さんにも処方しています。
セルフメディケーションも活用してみてください
症状ごまかしながら無理をして仕事などをすると
逆に悪化することもありますので
栄養と休養(睡眠)もしっかりとることが大事ですよ。