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最近は若い女性にも
 
みられるようになっている水虫(白癬症)。
 
通常、あまり派手な病気ではありませんが
 
一度なってしまうと、気長に治療する必要があります。
 
このことについてお伝えしたいなと思います。
 
 
 
 
 
新たに皮膚科にかかる患者さんのうち
 
10人に1人の足に水虫が認められ
 
5人に1人が足に水虫菌を持っているといわれています。
 
 
 
 

水虫(白癬症)って?

 
白癬(はくせん)菌というカビの一種が
 
皮膚に感染して起こる皮膚病のことです。
 
一般的に水虫は足に発症するものと思われがちですが
 
水虫菌である白癬菌は体の至るところに感染します。
 
手に感染する「手白癬」
 
爪に感染する「爪白癬」(爪水虫ともいわれます)のほか
 
体、顔、髪の毛にも感染します。
 
 
 
 
 
 
白癬菌は高温多湿の環境下で活発になりますので
 
梅雨を迎えるあたりから症状がひどくなります。
 
そのまま放置して冬を迎えると
 
症状は治まってきますが
 
完治できていないため
 
自覚症状がなく菌をばらまいてしまう可能性がありますので
 
注意が必要です。
 



症状は?


典型的な症状は以下の通りですが
 
水虫と間違われる症状も多くあります。
 
また、水虫といえば「かゆい」という
 
イメージがありますが
 
これは、免疫反応が働いて菌を攻撃することで
 
表れる症状です。
 
そのため、糖尿病などの病気や薬の服用などで
 
免疫反応が低下している方は
 
かゆみの症状が出にくい場合が多いです。
 
 
 
 

白癬症に多く見られる症状


・輪っか状(リング状)の赤みが出ることがあります。


・足の指の間がふやけたり、皮がめくれたりします。


・足の一部に小さな水ぶくれができたり、皮がむけたりします。


・カサカサする(角化型)。乾燥肌と似たような症状で、かかとに発症しやすいです。


・爪が白濁、もしくは黄色く変色したり、分厚く変形したり、もろくなったりする。爪水虫、爪白癬といわれます。

 

 


白癬症とよく間違われる症状


・手湿疹:洗剤によるかぶれなど。放置しているうちに水虫に感染する場合もあります。


・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう):手のひらや足の裏に膿ができて、赤くなって皮がめくれるアレルギー疾患です。


・異汗性湿疹(いかんせいしっしん):手足に細かい水ぶくれができ、皮がめくれるアレルギー疾患です。




皮膚になんらかの異変が見つかったら

 

自分自身で判断せずに

 

まずは、皮膚科で水虫かどうかの診察を受けることをオススメします。

 

 

 


診察や治療は?


前日に患部を洗って清潔にしておきましょう。

 

薬を塗っている方は、診察前は塗らないでください。

 

そして、診察では、どんな薬を塗布していたのか

 

治療薬を持参するなどして、治療の経過を必ずお話しされると良いでしょう。





白癬症は多くの場合、塗り薬で完治します。

 

ただ、良くなったと思って数日で塗布を止めてしまい

 

再発する方が非常に多いようです。

 

医師の指示に従って、気長に治療を続けてくださいね。
 

 

 

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