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皆さんは、痛いとき
冷やしていますか？温めていますか？
実はこれ、間違って行ってしまうと痛みが強くなり
悪化してしまうのです。
痛い時って冷やすのがいい？温めるのがいい？…
このことについてお伝えしたいなと思います。
これは病気や怪我が起きたすぐの
急性期は冷やして
時間が経った慢性期は温める
というのが正解になります。
急性期には冷やす
痛みが出てきた時期のことを急性期と言いますが
捻挫（ねんざ）や打撲、ぎっくり腰といったものの
受傷直後が当てはまります。
この時期は、局所に急激に負荷がかかり
炎症反応を起こしています。
つまり、血流量が増加し、腫脹（腫れ）
発熱、疼痛（とうつう）を起こしているのです。
ですからこの時期に温めるのは逆効果で
炎症反応をさらに悪化させてしまいます。
この時期に必要なのは炎症を抑えることで
局所を安静にし、発熱を抑えること
つまり冷やすことが大切になります。
慢性期には温める
急性期を過ぎると、今度は慢性期にうつります。
慢性期には炎症はおこっていません。
痛めた部位が弱ってしまい、うまく働けなくなっています。
筋肉は硬くなり血流が滞り、疲労した部位に
酸素と栄養が行き届かなくなり
そのために重だるいような痛みが出るのです。
ですから、この時期には温めて血流を改善させ
痛んだ部位に十分な酸素と栄養が行き届くように
してあげることが大切になります。
急性期ってどのくらいの期間？
これは人によっても場合によっても異なりますが
だいたい発症から２～３日までをいいます。
痛みが急激に出てから２～３日くらいは
冷やすのがよいと思われます。
痛む部位の熱感でも判断できます
また、痛い部位をご自分で触ってみましょう。
痛くない部位よりも熱く感じる場合は
急性期と判断して冷やすとよいでしょう。
逆に冷たく感じる場合は慢性期と判断して
温めるとよいでしょう。
急激に痛みが強くなったとき
その部位が熱く感じる場合には安静にして冷やし
その後痛みが和らいだ時期には
温めると良いと考えますので、参考になさってください。
症状がひどい時には、ガマンしないで
医療機関に受診なさってくださいね。
