葛根湯はかぜ薬としてひき始めに使われる
一般的にかぜの初期などの頭痛、発熱
首の後ろのこわばり、寒気がするが汗は出ないといった場合に
効果があるとされています。
「葛根湯」は発汗を促すことで熱を下げ、かぜを治そうとします。
風邪に対しては基本的に急性期に用いる薬で
使うのは発病後1～2日が目安とされています。
「葛根湯」はかぜに限らず、鼻炎、頭痛など、
炎症が起こって熱が出るような
急性の病気の初期にも広く使われます。
葛根湯は慢性頭痛や肩こりにも用いられる
「葛根湯」は、発熱がなくても
うなじや背中が緊張しているようなときに用いられます。
慢性頭痛、なかでも緊張型頭痛や
肩こりの治療でもよく処方される薬です。
「葛根湯」は、体を温めることでこれらの症状をやわらげます。
葛根湯の飲み方や飲んだ後は
私も内服したことがありますが
内服するとじんわり体が温かくなり、汗をかきます。
汗をかいて効果を発揮するので
葛根湯はお湯などで溶かして温かい状態で服用すると
さらに効果があります。水分はたっぷりとりましょう。
温かい食べ物と一緒に摂ると効果が高い印象があります。
例えば、熱いうどんやお粥などを食べてさらに体を温めて
きちんと眠るとよいと思います。
葛根湯の効果を十分発揮するためには
熱があるからといっても
アイスクリームなどの冷たいものばかりをとるのは
止めたほうが良いでしょう。
葛根湯を飲んで眠ると
眠っている間に汗をかきます。
汗を上手くかけたら効果があったサインと思います。
ただ、かいた汗を放置すると、逆に体を冷やすことになりますので
汗で濡れた衣服はこまめに取り替えるようにしてください。
どんな病気でも同じですが
風邪も早めに治しきることが大切ですよね。
風邪をごまかしながら無理をして仕事などをすると
逆にこじらせて長引かせてしまいます。
栄養と休養（睡眠）をしっかりとることが大事ですよ。
葛根湯はドラッグストアなどでも購入できますし
医療機関でも基本的には処方できると思います。
症状が和らげば大丈夫。というのであれば
このような薬を上手く使って
体調を整えるのもよいかもしれません。
お薬を上手く使って体調を整えましょう。
葛根湯などの漢方薬を常用している方は
定期的な血液検査をして注意するようにしましょう。
漢方薬・西洋薬ともにどんな薬にも言えることですが
薬をむやみやたらに飲んでしまうことはは避けましょう。
かかりつけの医師等の指示に従って、薬は飲んでください。
漢方薬を試してみたいな。とお考えで
他に病気があって医療を受けている方などは
かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
人によってお薬の合う合わないがありますのでご注意くださいね。
