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身近にご高齢の方がいらっしゃいますか?

 

ご高齢の方が年齢などのため食べれなくなってしまったら…

 

そのような状況になったときに

 

患者さんやご家族にお話しすることを

 

伝えしたいなと思います。

 

 
 
 
 
 
 
 
お年を取ってご高齢になってくると
 
老化のために個人差はありますが
 
飲み込む力が弱くなります。
 
 
 
 
 
 
 
これまで食べれていたご高齢の方が
 
肺炎などの病気になり
 
治療で病気は治っても身体が弱って
 
飲み込む力も弱ってしまうことが
 
よくあります。
 
 
 
 
 
 
 
もちろんリハビリをして
 
弱った身体や飲み込む力などを回復させるよう
 
働きかけますが
 
うまく回復しないことがあります。
 
 
 
 
 
 
 
まだ会話もできるのに
 
見た目も変わらないのに。
 
 
 
 
 
 
 
 
食べることが
 
数少ない楽しみの一つだったりもします。
 
 
 
 
 
 
 
 
無理に食べると
 
気管に食べ物が入って誤嚥性肺炎になってしまい
 
熱や咳などが出たりします。
 
 
 
 
 
 
 
 
医療技術が発達していなかった昔なら
 
もう食べれなくなったら寿命ですね。
 
よく頑張りましたね。と
 
これまでの人生の頑張りを
 
いたわることができただろうと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ですが、今ならいくつかの栄養をとる方法が
 
あるためにご本人やご家族に決断していただく
 
ことが多くなりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
主なものは
 
最近はめったに見なくなった胃瘻による経管栄養
 
鼻からチューブを留置する経鼻経管栄養
 
手や足の血管から点滴をする末梢静脈栄養
 
心臓に近い位置にカテーテルを留置する中心静脈栄養
 
カテーテル留置でなく、ポートというものを皮下に設置し静脈栄養を行う方法もあります。
 
これらの5つですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
本来、
 
これらの方法は長い期間
 
ご高齢の方に用いることを想定しては
 
いなかったのだと思います。
 
治療やリハビリなどで回復され
 
やがて必要なくなるまでの間の方法としての
 
治療法だったのではないかな?と思います。
 
その方法が普及して
 
ご高齢の患者さんにも行われるようになったのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
自然に近い形での療養となると
 
胃腸で水分や栄養を消化吸収するという形の
 
管を通じて胃腸に栄養を注入する方法かと思います。
 
胃瘻経鼻経管栄養がそれにあたります。
 
唾液や鼻水などは誤嚥しやすいままですが
 
食べ物が気管に入ってしまうのは防ぐことが出来ます。
 
この方法を選んでも状態悪化してしまう方もいらっしゃいますが
 
数年以上安定して療養される方もいらっしゃいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
点滴で…となると
 
こちらも唾液や鼻水は誤嚥しやすいままです。
 
末梢静脈栄養について
 
水分補給は出来ますがカロリーや栄養が少ないので
 
それだけでは私の印象では、状態によりますが
 
2週間~長くても1ヶ月位しか
 
療養できないように思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
中心静脈栄養
 
ポートから高カロリーの輸液を点滴する場合は
 
水分補給、栄養は充分とれますが
 
体内に点滴のカテーテルを長期間留置すると
 
そこが感染を起こして
 
高熱を出し状態悪化し点滴を継続出来なくなる
 
という事が必ず起こります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いよいよその時が訪れてしまったら
 
何もせずに寿命をお迎えになる方法もある
 
と思いますし、
 
経管栄養や点滴を選択する方法もあると思います。
 
 
 
 
 
 
お元気に長生き出来るのが良いのですが
 
皆さんがそうなるとは言えないので難しく感じます。
 
この方法ならご本人が幸せに過ごせるということが
 
はっきりわかれば悩みませんが…
 
 
 
 
 
 
 
 
そのような状況になった時
 
いつも私は手探りではありますが
 
患者さんの事を思い、何を望んでいらっしゃるか、できるだけ幸せに過ごすために
 
ご家族と相談するようにしています。
 
 
 
 
 
ご高齢のご家族がいらしたら、
 
こんなときどうしたいか、どうして欲しいかを
 
お元気な時にご本人の意向を確認しておいていただけたら
 
ありがたいなと思います。
 
 
 
 
 
 
考えが変わっても良いのです。決まらなくても良いと思います。
 
話し合うことがとても大事だと思います。
 
その方のこれまでの人生や生活、考え方に寄り添う医療や介護を提供出来たらな
 
と考えています。
 
すべてを満たすことはできないでしょうが、
 
できる範囲でより良い対応をして悔いのない人生を送っていただきたいです。
 

 

 

超高齢化社会で人生の終え方を決めるのは難しいですね。

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