オペ室から出ると

待合室にいた
旦那が呼ばれた


「大丈夫?もう痛くないんか?」




……苦笑い




産婦人科病棟へと
戻ってきた



旦那は
主治医から説明を
受けるために
別室へと行った


そのまま
しばらく横になっていたけど

看護士さんが
つきっきりだった



足にパツパツの靴下を
はかせてくれ
ポンプで


シュコーシュコー


と一定の圧がかけられる



いわゆる
エコノミークラス症候群とやらを防止するための措置らしい



説明を終えた
主治医が病室へきた





『常位胎盤早期剥離』




赤ちゃんが
産まれる前に
胎盤がはがれてしまい

赤ちゃんに
酸素が行かなくなるので

母子共に
非常に危険である




私に起こったこと






幸いにも
私の場合は全部がはがれていた訳ではなく


1/3程がはがれており

その上
はがれた場所が
へその尾から
離れた位置であったため

赤ちゃんに
酸素も栄養もいっていたらしかった



そして
一番よかったのは
すぐに手術できたこと


あと少し遅かったら
オペ室のスタッフも
帰っており

準備に
もっと時間かかかった事



たまたま
午前と午後の
診察の合間で

医師やスタッフの手が
あいており
人数もいた事




最初の判断が早かった事などを告げられた





そして
赤ちゃんは34週と
未熟で産まれて

ちょうど肺の機能が
出来上がるのが
それ位なので

上手く呼吸ができる子とできない子が半々な事


次男は
若干あえぎ呼吸が
みられたので
少し呼吸を助ける為の
呼吸器をつけている事


それ以外に
外見からみた異常は
見当たらないとの事だった



もちろん

今から詳しい検査を
してみなければ
わからない事もあるが

今すぐ命にかかわる
状態ではなく


比較的
元気である事などを

教えてもらった






それよりも…



と前置きして
主治医はこう言った



「にゃむさんの方が
重症です。


胎盤剥離を起こした場合
手術後に
出血が止まらなくなる事があって

そうなると
再手術という事に
なります。


最悪の場合
子宮の全摘出も
あり得ます


そうならない様に
きちんと管理しますが

こればかりは
わからないので

そうゆう事もあると
頭に置いといて下さい」



「今から

それを防ぐ為のお薬を
点滴で入れます


あとで
それらの数値と
貧血の状態を見るために採血するけど

結果次第で輸血するね」


そう言って
部屋を出て行った
全身麻酔ではないので
はっきりと意識はある



下半身の感覚だけがない
ただ
少ししびれたような
かんじがずっとあった



電気メスの
皮膚の焼ける
焦げ臭い匂いがする



執刀医は
部長先生と主治医だ



何やら話しているけど
よくわからない


覚えているのは
何度もでてきた

ペアン


という単語だけ
(※後で調べたら機材の名前でした)




真田さんが

「もう赤ちゃんが見えてるから、すぐに出てくるよ」


と教えてくれて

直後に
とりあげられたようだった


出される時は
中が引っ張られる
カンジがすると
聞いていたけど


全くわからなかった



実は

サクの時も
わからなかった



「産まれたよ」


真田さんが
教えてくれたけど

何もみえない





…とゆうより
産声が聞こえない



「赤ちゃん泣いてない?」


聞いてみると



小児科の先生が
処置をしていたらしく

すぐに大きな声で




ぅんぎゃー






泣いた







17時14分

2308グラムで



次男が誕生した






一瞬だけ
顔の横に連れてきてくれて
ほっぺとほっぺを
あわせた



私は
うまく言葉が
でなくて

涙が溢れただけだった



「赤ちゃんも頑張ったし次はお母さんが頑張ろう」


そういって
真田さんが
涙をふいてくれる



次男は
そのまますぐに
NICUへと運ばれた







感動のご対面の間にも
もちろん処置は
続いていて




「臍帯ムリでした!!!!


と少し焦り気味の
主治医の声




臍帯(サイタイ)とは
へその尾のことで

私も詳しく知らないが
白血病の治療などに
使われるらしい



私は事前に

臍帯を提供する旨の
同意書を提出していたので

本来なら
摘出されるはずだった



不思議に思ったけど
特に気にも止めず

着々と手術は進んでいく






どれくらい経っただろう



サクの時と比べて

なんだか
すごく長い気がする



下半身のしびれが
どうにも気持ち悪い


真田さんが
気を紛らわそうと
世間話をしてくれるけど


だんだん
気分が悪くなってきた


もう限界


「吐きそうです」

というと
銀色のトレーを
口元にあててくれた




朝から何も
食べてないので

胃液だけが吐き出される


ひとしきり戻して
すっきりしたけど

点滴から
吐き気止めと
鎮静剤が入れられた



その後は
眠気がきたので

ずっと目を閉じていた




手術が終わったようだ


「にゃむさん。大丈夫?」


主治医の声に
目をあけた



「おめでとう。お疲れさまでした
無事に終わったよ

後は縫合したら
おしまいやからね


ただ実は

胎盤が剥がれかけてて
お腹の中で出血しててん

だいぶ出血量が
多かったから

血液検査の結果次第では輸血しないといけないかも」





マジ!?!?




それって
雑誌とかでよく見る
胎盤早期剥離ってヤツ?



「1300ccも出血してるし貧血もひどかったから
輸血の可能性は高いと思う」




現実味がなくて

わかりました
と答えるのがやっと





縫合も終わって
再びゴムの台へ移動する


そして
スタッフ全員と

特に真田さんに
お礼をいって

オペ室を後にした
ようやく
オペ室へと運ばれた


中はかなり
ひんやりとしていて
汗ばんでいた私には
寒いくらいだ



独特の空気を感じる



不思議と
緊張はしていなかった





入ってすぐに
大きな窓口のような
ところへ
ストレッチャーを
横付けにされた


すると
窓口だと思っていた
場所から

何か黒いゴム製の
板のようなものが
伸びてきて

私の背中に入ってきた



どうやら
患者を寝たまま
手術台へ移動させる
機械らしい



オペ室担当の
看護士さんに

手首につけられていた
バンドと名前を
再度確認されて


今から始まる
手術の説明を受ける




何人もの人が
動きまわる音

カチャカチャと
器具を準備する音


電話で
何かを話す声



すると
担当看護士さんが



「今から麻酔の点滴をします。すぐに痛くなくなるから、もう少し辛抱してね」


とゆって

先ほど
強引にとられた
ラインから点滴が
落とされた




すーっと
痛みがなくなる



麻酔って
スゴい!!!!
あんなに痛かったのに
もう全く痛くない



とても楽になったので
看護士さんと会話が
できるようになった



その方は
40代半ばくらいの
男の看護士さんで

真田ひろゆきに
似ていたので
仮に真田さんとする



どういう立場の方かは
わからないけど

色んな人が
真田さんに確認をとったりしていた事から考えて

多分
オペ室の責任者っぽかった




真田さんは


オペ中はもちろん
最初から最後まで

私が不安にならないようにずっと側にいてくれて

今何をしようと
しているのか

どういう状況なのか

声をかけてくれていた


それが
とても心強かった





主治医がきて
腰椎に注射をされた



ひざを抱えるように
丸まって下さい

なんて
簡単にゆうけど

まんまるいお腹が
邪魔で苦しくて
うまくできなかった


この注射はすごく痛い
と聞いていたので

身構えていたけど


先ほどの
陣痛の痛みの方が
よっぽど痛かったので
何てことはなかった




麻酔の効きを確認され
真田さんの
OKサインが
でたところで



手術が始まった


顔の前に
緑色の布が張られているので
もちろん様子はわからない

だか
色んな人の
ブログなどを
見ていると

ライトの銀色の部分に
お腹の中がうつりこんでいるらしかったので


見る気満々だった


「切迫早産および子宮破裂の手術を開始します」(↑多分この様なセリフだった)



主治医のかけ声で

お腹がきられてゆく



もちろん
麻酔がきいているので

何にも感じない

まさに
まな板の上の鯉だ





私は必死だった


どうにかして
見てやろうと




そんな私に気づいたのかどうかはわからないが


必死に見ていた
頭上のライトの角度を
変えられてしまった



がっかり




その後は
真田さんが
実況中継してくれたので

無事に子供が産まれてくるのを待つばかりだった
病棟に
上がる為に
ストレッチャーで
運ばれる私



エレベーターまでの
道のりを

点滴を伴って
ドラマみたいに
走って運ばれた




専用エレベーターを
待つ人達を


緊急です
先に乗ります


と無理やり降ろして
4階へ移動する





オペ室の準備ができるまで、ここで待機するね

といわれて個室へ入る



点滴をしても
痛みは変わらず

顔は歪みまくる





指に
酸素飽和度をはかる
モニターをつけて


酸素マスクが
当てられた




痛くて息を止めてしまう私に


「お母さんがしっかり
息を吸わないと
赤ちゃんが苦しくなっちゃうから
頑張って吸ってね」



看護士さんが
呼吸法を教えてくれて
息を吸うようにゆわれる



長男の時に
母親学級で呼吸法を
学んだけど

そんな昔の事
キレイさっぱり忘れてる



もともと帝王切開の
予定だったので


今回は
呼吸法などを
教えてくれる母親学級を
きちんと
受けていなかった



ぎこちないながらも
呼吸を整えていたけど



まだまだ
出血が止まってないね



と、何度か
出血を確認してた

看護士が
苦い顔をした



そして
点滴の流量を上げられた


そうとは知らない私



途端に
息苦しくなって

当てられていた
酸素マスクを

思わず外してしまった



看護士さんが

「口元にあるだけでも
大丈夫だから外しておこうか?」


とゆってくれたけど


少しでも
多くの酸素が赤ちゃんにいくようにと思い


すぐにはめ直した





きっと
赤ちゃんは
この何倍も苦しいはずだ

そう思うと
頑張れた








まわりでは相変わらず

看護士さん達が
出たり入ったりして

バタバタと騒がしい





しばらくして
オペ室の準備ができたらしく

3階へ移動した





オペ室に入る前に


待合室にいた
旦那が呼ばれた



大丈夫か?頑張れよ


と声をかけてきた
旦那の顔を見ると



なぜか顔面蒼白




私はというと

痛みに顔を歪めながら



長男を
迎えに行ったのか

とか

義母に
連絡したのか

とか



挙げ句の果てには

心配顔の旦那を
自分は大丈夫だと
励ます始末





この時
私は自分が
どのような状態なのか
しらなかった


しかし
旦那はすでに
先生から説明を
うけていたらしく




いつも

飄々としている旦那の
あの心配顔にも



納得がいった
陣痛の合間をみて
車椅子に座り


処置室のようなところへ



ベッドへ移ったが

ストレッチャーに
移動するように
ゆわれたので


再び移動




まわりの看護士さん達はやたら気遣ってくれ


何かの処置をする度に

ゴメンね
痛いね
頑張ろうね


と声をかけてくれた





かろうじて
陣痛の合間に話せたけど

もう痛くて反応できない



目をつむると
力が入ってしまうので

意識して
目を開けようとするけどどうしても
つむってしまう



まわりの様子は
見えなかったけど

耳は冴えてたので
声や音は
よくきこえてた






病衣のようなものに
着替えさせられて
横になっていると

数人の医師が
バタバタとはいってきて

私の腕をとり
点滴の針を刺そうとする


私は痛くて
言われたとおりの
体勢がとれなかった


それでも無理やり
やろうとするので

見かねた看護士さんが


痛みが引いた時に
してあげて!!!!


と強くゆってくれた



そして
右腕に点滴用の
太めの針がはいって

輸液がおとされた




『ウテメリン』



(※ご存知の方も多いと思いますが、子宮の収縮を抑えるお薬です。)



サクの時に
服用した事が
あったのだけど



とにかく
副作用がキツイ!!


動悸
手の震え
息苦しさ etc.


イヤだなー
と思ったけど
そんな事ゆってる
場合じゃないし

それより何より

痛い




う゛ー
と唸る私の側に
部長先生が
様子を見に来た



「先生、私まだ34週なんですけど、赤ちゃん
もう産まれちゃうんですか?
お薬で止めれない?」


思いきって
尋ねてみた



すると先生は
柔和な笑みを浮かべて



「もう破水してるから、このまますぐ手術しなあかんわ。
大丈夫。立派な小児科の先生がすぐ看てくれるから、何も心配しなくていいよ」





やっぱり…
手術なんだね…





その後すぐに
ストレッチャーで
4階の病棟に運ばれた
次男編もとうとう7まできてしまいました

なのに


まだ産まれてね~(*≧m≦*)


決して
ひっぱっている訳でなく
ありのままを
正確に残しておきたい


とゆう
ワタシのわがままです

もう少し続くので
気を長くもって
おつきあいください










慌てた様子の
看護士さんが

奥に向かって
車椅子を用意するよう
声を張り上げた



歩いて5歩ほどの距離を車椅子に乗せられて
移動する私


内診室に
連れらてこられた時には

まわりに4~5人の
看護士さんがいて


ご丁寧に
ジーパンを脱がしてくれた(笑)




とたん




ボトッッ



血を吸って
重みに耐えきれなくなったショーツと

ナプキンが一緒に
床に落ちる




慌てふためく
看護士さん達



脱ぎ散らかしたまんま
下半身真っ裸で
診察台へ



だんだんと
増していく痛み



看護士さんが
赤ちゃんの心音を聞く
機械をもってきて
私のお腹にあてる



息も絶え絶えの私は
声を振り絞って



赤ちゃんは?





でも
場所をあちこち変えて
探しても
音が拾えない




パニクった
その看護士さんが

師長らしき人に
変わってもらい


もう一度お腹へ





ドッドッドッド



力強い心音がきこえた



一気にまわりから
ため息がもれた





そこへ落ち着きはらった医師が登場



担当医ではなく

部長先生だった



先生は

私に声をかけながら
エコーをみて




カーテンの向こうでは
遅れてやってきた
担当医と何やら
会話してた


…で
聞こえてきたのが





破水
子宮口3センチ



とゆう言葉



あぁ
やっぱり陣痛が
きてしまってたんだ



どうにか
抑えてくれるだろうか




だって
まだ34週に
入ったとこで

手術予定日より
1ヵ月も早い


赤ちゃんも
まだまだ未熟で




このままだと
低出生体重児になってしまう



リスクが大きすぎる




そんな事を考えていると診察は終わっていて

部長先生に



お腹カチカチに
張ってなかった?

と聞かれた



正直
痛みの方が強くて
張りになんて
さっぱり気づいてなかった




その頃には
2~3分おきに
強い痛みがきだしていた
前の記事
長文だと思ってたけど

……そうでもなかったですね(°∇°;)

書いてる時は
すんごい
長く感じてたんですが

携帯だからでしょうか?


…とまぁ
このように初心者
丸出しですが

よければお付き合い
くださいませ(〃▽〃)


では
続きをドウゾ('◇')ゞ














いつから動いてない?



いつも痛いくらいの
激しい胎動を


全然感じない




それに
この出血と腹痛




実は
この時までは

そんなに大事に
とらえておらず



病院にいって
張り止めでも点滴すれば
どーにかなると
思っていた





どうしよう
どうしよう




もう一度

病院に電話を
かけようと思い


ベッドから
起きあがったが

痛みで立ち上がれない




嫌な予感


生理の2日目の
比じゃないくらい

何かが流れてきた感覚





その場で
下着を確認すると


あてていた
夜用ナプキンが


容量をオーバーして




ボタッッ


とおちた





何とかトイレにいき
下着を下ろして


座り込んだ便器の中を
覗き込んだら



一面真っ赤に染まってた




大量の血が

どんどん
流れ出てくる


と、同時に
貧血でクラクラと
気が遠くなりかけた



何とか


トイレから出て
ベッドに横になった時



弱い胎動を感じた


あぁ
まだ生きてる

もう少し頑張って






その時
ちょうど旦那が
帰ってきた



病院に電話してから

約30分が経過



とりあえず
母子手帳だけもって

痛むお腹をかかえて
車に乗り込み



病院まで
20分の道のりを
走らせた





車の中でも
振動がつらくて

途中で横になったり
起きあがったりして


とにかく痛くて
じっとできなかった


あと2~3分ほどで
病院につくという頃


ずっとお腹は
痛かったけど

それとは別に
何だか定期的に
痛みを感じる事に気づいた



ヤバい
陣痛が始まってる?





3時前に
病院に到着


旦那が焦って
正面玄関前に
車を放置しようとするので
駐車場に止めてくるように言い



ひとりで病院の中へ



時間的に
午前と午後の診察の
合間にあたるので

病院内は
比較的静かで
人気も少なかった



産婦人科は2階なので



歩いてエスカレーターまで行く


歩いてる間も
出血しているのが
わかったので


ジーパンに
もれてそうだな~なんて考えてたら


後からきた旦那が
脇を支えてくれたので

そのまま外来へ





いつもたくさんの人が
待っている待合室も
誰もおらず

受付で
先ほど電話した旨を
伝えると




血圧を計って
お待ちくださ~いドキドキドキドキ




ごめんなさいしょうじきにいいますちょっといらっとしてしまいました




フラフラになりながら
血圧を計り
椅子から立ち上がって
何気に椅子をみたら




ゲッッッッ!!!!!!


血だらけ




びっくりして
旦那に
ふいてもらうよう
お願いした



そんな感じなので
椅子には座れなくて
立っていると



「どんなカンジ~?」


看護士さんが
様子を見にきてくれた


出血が止まらなくて
椅子を汚してしまったという私をみて





看護士さんの
顔色がサッと変わった
※出産にトラウマのある方は、思い出してツラくなるかもしれません
大丈夫だと思われる方のみ読んでください









34週2日

運命の日




朝8時過ぎ



長男は夏休み
に入っていたけど

自由登園の
夏季保育に申し込んで
いたので


幼稚園に送り出した




しかも
通常お昼までのとこ

5時までの
延長保育アリで



さっさと家事を
片付けて

恒例の
10時からの
お昼寝タイム(笑)






数時間後

ふと目がさめた




時刻は2時すぎ




お腹に軽く痛みを
感じる




お腹でも壊したかな?





そう思い
ベッドから起きあがった途端




下腹部に違和感





えっっっっ!!!!
お漏らし??

はっずかし~ぃ




慌てて
トイレに駆け込んだ







チョロチョロ






また?




そう思って
便器を覗き込んだら






出 血 し て る





お か し い




急いで夜用ナプキンを
あてて病院に電話した




事情を説明してる間も
流れ出てくるのがわかる



もちろん
すぐに来院するよう
ゆわれた


パニクるかと思いきや
妙に冷静で
頭の中で
やらなければいけない事を整理して



その時は
お腹もそんなに
痛くなかったので


入院の準備をしていなかった私は
大急ぎで思いつく物をかき集めながら

旦那に電話した



たまたま
ヒマだったらしく

仕事をぬけて
20分ほどで帰ると
いわれた








途中
腹痛が強くなってきた


それに比例するように
出血も増えてきた


夜用ナプキンが
ぐっしょり





これ以上動き回ると
危険だと思い

便器に座り込んで
仕事中の母に電話した



長男のお迎えと
多分入院になるだろうと思っていたので、

やりかけの
入院準備をお願いした



電話を切った後も
出血が止まらない



すると
母から事情を
きいたらしい妹から
電話がかかってきた



妹には
入院中の家の事と

長男の世話を
頼んでいたので


急な事だけど
すぐに来てもらえるようにお願いした





旦那に連絡して
15分が過ぎる頃


痛みで
座っているのも
ツラくなってきたので


とりあえず
ナプキンをあて

ベッドに寝転がった






気づいた





胎動を感じない事に
妊娠5ヵ月を過ぎ
だいぶツワリが落ち着いてきだした


少しずつ食欲も戻り
検診でいわれる程ではないが体重も増えてきた



だけど

ほとんど寝て過ごしていたせいで
驚くほど体力が落ちていた



貧血もあったんだろうけど、すぐ疲れてしまって
アクティブな妊婦では決してなく



平日は幼稚園に行ってるからいいものの

元気を持て余し気味の
長男をほったらかして

休みの日も
寝てばっかりいた



些細な事で
イライラして
長男をしかって



なのに文句ひとつ言わず
まだたった4歳なのに
私の体調を気遣ってくれていた



正直、旦那より
よっぽど気遣ってくれていたと思う(笑)






6ヵ月を過ぎて
安定期に入った


検診も4週間に一度


お腹の次男は
順調に育っていた


胎動も感じるように
なって
その力強さに安心した



この頃からかな

少しずつ妊娠ライフを
楽しめるようになってきたのは




ただ
後期の血液検査で
貧血がひどいとゆわれ


帝王切開だから
できるだけ貧血を
改善しておくように
いわれて
(手術で出血するので)

サボっていた
貧血のお薬を慌てて
飲むようにした



糖尿病の数値も
何ら問題なく、
血圧も正常値
(後で医師に、ツワリのストレスで一時的に上がっていたのだろうとゆわれた)



妊娠7ヵ月

ようやく性別がわかる



あれ?
ついてるぅ~~~っ
(心の叫び)



また
男の子




欲をいえば
女の子がよかったので

ホントはちょっと
ガッカリしたけど




元気で健康だったら
それは
どうでもいい



長男も
弟がよかったみたいだし


ま、
結果オーライって事で





そして
最後の検診に
なってしまった33週


私も
お腹の次男も順調だった



ただ
32週頃

寝起きのオリモノに
少し薄い血のような
ものが混じっていたのが気になっていたので

それを告げると
内診をしてくれた




「子宮口も子宮けいかんも問題なし

朝イチで
少し濃いオリモノが
出たのかな?

妊娠中は
よくあることだから
気にしなくていいよ」



もしやおしるし??
って少し不安だったからホッと一安心





帰宅後
ボチボチ
入院の準備も
しなくちゃ


な~んて
のんきに構えてた





あぁ……
この頃に戻れるなら
言ってやりたい




『バカ!!早くしろ』


って
※今回は出産に関するデリケートな問題がでてきます。
でも、正直に書いていますので、不愉快に思われるようでしたら見るのをやめて下さい
それでもいいという方だけ続きをどうぞ











14週に入る頃の
検診のときに
羊水検査のことも
ちらりと話にでてきた



染色体異常が
続くことはほとんどないといわれた




でも
『自分に限って』


とゆうのはない
と思っていたから





すごく悩んだ




旦那は
検査をする事によって
流産することもある

と知ると反対した




私は?



どうしたい?



でも



もし異常があったら




どうするつもり?




ウム?
オロス?



究極の選択



これについては
賛否両論あると思う



まず
何の為に調べるのか

産むのを前提にして
調べるのと

結果次第では
堕胎も考慮するのでは


全く意味が違ってくると思う




できるなら
みんな健康な子を
望むだろう




私は
異常があったら
産むだろうか……









答えは



NOだ





きっと産まないと思う




何年も不妊治療を
されている方や

障がいのあるお子さんを育てていらっしゃる方からしたら


私のこの選択は
すごく不愉快で
贅沢なことなんだろう




もちろん
我が子だから
可愛いと思うけど




可愛いだけでは
子育てはできないのだ



障がいのある子を育てるのは、健常な子を育てる以上に大変で苦労が多い






だけど
矛盾していると
思われるだろうけど

私には命の選択を
する事ができなかった



サクを否定しているようで





それなら
いっその事検査は
しないでおこう


そう決めた