OD-1のパチモン(QD one)を自作した際、電子スイッチを使わずメカのスイッチを使いました。
そうすると、「入出力に入ってるバッファは要らないんじゃ?」と言う疑問がわきます。
バッファは、本来音質に影響を与えないように考えて使用します。
スルーのときの音質が変わるのを嫌がって「トゥルーバイパス」にこだわる方もいらっしゃるので、結果として少しは変わってしまうとしても、その度合いは極僅かなはずです。
だもんで、バッファ省略回路を考えてみました。
QUAD(4回路)のOP-AMPを使ったQD oneしか所有してませんので、比較するには同じICを採用する必要があります。
半分の2回路しか使わないので、残りの2回路でSD-1のこれまたバッファ省略回路を試してみようと思います。
SD-1はQUAD OP-AMPのバージョンはないですから、ちょっとした実験ということで。
はい回路図ドン!

上がOD-1、下がSD-1の省略回路です。
元回路ののバッファから歪発生用回路の間は10KΩになってるんですが、そのままだとギターを接続するのに適したインピーダンスとは言えません。
そこでここを1MΩにします。
この部分での低音カット具合がOD-1の音質を決めているキモの1つらしいので、カットオフの周波数が変わらないようにコンデンサの容量を決めました。
SD-1側も同じ考え方ですが、どこまでOD-1側の音に迫れるかの実験のため、基板上でコンデンサはソケット経由で実装し、変更が簡単に行えるようにしています。
ついでなので、OD-1はクリップ用ダイオードを切り替えられるようにしてみました。
フットスイッチを2個付け、片方で回路の切り替え、もう片方でエフェクト音とスルーの切り替えを行います。
ケースの加工は終わり、現在基板の作成中です。
完成次第このBlogで報告予定です。