この人の前腕は細いのです。そのうえ、皮膚が収縮し、まるで骨に張り付いているみたいです。

前腕と手は全身の中で最も忙しいところです。それゆえ、全身から引っ張られながら必死に活動していて、疲れがたまっていきます。

姿勢のコントロールは筋だけでなく、皮膚活動も大きな要素です。そして、皮膚にも彼が貯まっていきます。

皮膚は密度の高い組織ですから、超音波、機械振動など高周波振動でやっとほぐれるのです。

手、指も疲れ、緊張は蓄積されています。前腕と手を一緒にほぐすと効率よくほぐせます。

事例は70代の猫背で、ほっそりした女性です。

 

どうでしたか、と聞くと、「胸が起き上がった」とおっしゃいました。