肩こり、50肩、腰痛、ひざ痛、EDなどなど、実は胸郭の歪みに由来しています。なぜかというと、体形、動作のひずみは結局は脊柱、胸郭に蓄えられます。

ですから、初期の治療は肩回り、腕周りで解決する場合はありますが、重症のもの、何年も続いているものは胸郭ひずみを解明しながら対処することになります。

このとき、肩関節に胸郭歪みの影が蓄積しています。それも靭帯レベルです。

これは圧痛としては見つけることができません。腕回し動作の時の周りの痛さとして表現されるのです。

ですから、患者さんが右肩の三角筋あたり、上腕などを指さしていても、治療個所は胸郭の反対側、左です。前鋸筋あたりを試すか、小胸筋あたりを振動させるか、術者の判断になります。

例えば、図の①、②、③のような場所です。振動と超音波を合わせて使います。

間違えた場合は期待した効果がないのですぐわかります。このステップを繰り返します。腕回し、腰ひねりを何度もです。