体内時計と痩健美ダイエットの関係

人の身体には、1日の身体リズムを刻む、体内時計が、時計遺伝子として細胞に備わっていて、体内各所にある体内時計のリズムが、人の24時間の生理活動を調整しています。
 
この体内時計の役割りは、人が進化する過程で、人の脳を休ませる必要から、備えられていると言われています。
 
体内時計は、目から光が入りますと、脳の中心部にある視交叉上核(神経細胞約20000個の集団)の「松果体」と呼ばれる部位(場所)が覚醒し、そこから、「時計ホルモン」=「睡眠ホルモン」の「メラトニン」の分泌を停止し、一日24時間刻みの体内時計をリセットします。
 
リセットされた体内時計は、その後、14時間から16時間が経過しますと、徐々に「メラトニン」を分泌して、深部体温(内臓など)を低下して眠気を誘い、睡眠を誘導して行きます。
 
 
「睡眠ホルモン」のメラトニンは、抗酸化作用により細胞の新陳代謝を促進と疲労解消に関わり、病気や老化の予防に効果があります。
 
しかしこの「メラトニン」の分泌量は、10代をピークに40代で最低値となりますので、50代以降は、睡眠量も代謝量もそれなりに減少します。
 
即ち、体内時計の役割りは、1日の人の睡眠、覚醒、血圧、体温、ホルモン分泌、免疫機能、消化機能、の開始と停止で、体内の内臓に従属する時計と連携して、体内の生体リズムを統合し制御しているのです。
 
痩健美ダイエットは、体内時計の生理的リズムを活用して、起床から睡眠の、身体の「活動と休憩」に留意することで、消化、吸収、代謝、排泄の一連の生体リズムに規則性を持たせた生活をすることが大切となります。
 
 
                       「ローヤルスムージ―」