栄養素の「核酸」と、その重要性をご存知ですか?
 
                代謝に必須「ローヤルスムージ―」
 
六大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維に、加えて、第七の栄養素は「核酸」で、その重要性についてお話します。
 
「核酸」とは、その種類に「DNA」と「RNA」の2種類あります。

「DNA」は遺伝子の本体で、親から子へ、細胞から細胞へと伝えられる遺伝情報はDNAに書かれています。

 

「RNA」は、「DNA」の設計図の指示の元に、「たんぱく質」を作り、人間の体を構成する約60兆個の全ての細胞の数ヵ月で生まれ変わりを行うことで、健康な体や、若々しい肌を保つために不可欠な成分なのです。

 

当の「核酸」は、日本食品標準成分表」にも記載されていない成分で、従来の栄養学では、核酸の必要量は、他の栄養素から体内で合成できるために、最近まで殆ど注目されなかった栄養素で、特に食物から摂る必要もなく、しかも、摂り過ぎは痛風の原因とされていました。
 
ところが、1976年にアメリカのDr.ベンジャミン・フランクが、自らの臨床経験の患者に核酸食を多く食べさせたところ、老化防止や病気の改善に大きな効果があり、核酸食の必要性が注目されたのです。
 
その後日本でも、小越博士(高知医大・外科)グループが、術後の、通常の食事を摂れない患者に、核酸成分を点滴に入れて投与したところ、腸壁の萎縮や免疫力の低下を防げることが発見されたのです。
 
因ってこれらの研究から、人間の健康にとって核酸はデノボ合成(核酸を肝臓で合成)だけでは足りず、食物の成分にある核酸からも積極的に摂る(サルベージ合成)必要があることが明らかになったのです。
 
なお、痛風の原因についての「核酸」は、ここ十数年間に行われた多くの研究の結果で、その原因とはならないことが判明して、この核酸の栄養学的価値が見直され、現在では「第七の栄養素」と言われる栄養素として、その必要性が認められたのです。
 
今や核酸は、肌トラブル、髪の毛の健康、疲労、冷え性、肩こり、骨粗鬆症、がん、動脈硬化、高血圧、糖尿病や合併症、肝臓機能、免疫力を高める、基礎代謝を高める、など、多くの身体障害の改善の効能が報告されています。
 
「核酸」は、全ての細胞の元となる成分で、新陳代謝や基礎代謝を促し体脂肪を分解する成分で、健康を基とする「痩健美」に欠かせない成分なのです。
 
この大切な「核酸」は、魚介類や肉類、海藻と豆類、干ししいたけ、に多く含まれています。
 
                 代謝に必須「ローヤルスムージ―」