ダイエットの難敵「血糖値スパイク2」
貴方は「血糖値スパイク」の恐ろしさを知っていますか?
 
「血糖値スパイク」は、「糖質」の摂取で起こる症状で、ダイエットの難敵でありますが、その陰の恐ろしさが、昨今の研究で更にその真実味が増しています。
 
「血糖値スパイク」(グルコーススパイク)とは、貴方の食後の短時間に血糖値が針のように急上昇し、また急降下して正常値に戻るという「自覚の無い食後高血糖症状」で、通常は、食後高血糖と呼ばれているものです。
 
この「血糖値スパイク」状態を放置しますと、膵臓の負担から「糖尿病」に発展するばかりか、免疫機能による重要な血管が傷つけられて「動脈硬化」が進行し、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクの増加と、更に、細胞のガン化を招いたり、脳にダメージを与えて認知症になり易くなることも分かってきたのです。
 
もし貴方が、ご自分が「常に血糖値が高いかどうか」の症状を調べたいとしても、一般的な検査では見つけることができないもので、日本人の「血糖値スパイク」予備軍は、既に1千万人規模に達する可能性があると、最新調査で明らかになってきているのです。
 
この予備軍は、更に、認知症、がんのリスクを高めている報告があり、その詳しいメカニズムは判明していませんが、大量のインスリンの分泌が問題なのではと推測されています。
「血糖値スパイク」を、正確にチェックするには、医療機関で食後血糖値を測定するしかありません。
それと、自宅でも「食後血糖値」を測定できますが、それには、処方せん受付のある薬局で、血糖値測定器ニプロ「ケアファストC」を注文して計測することができます。
 
■糖尿病
食後の血糖値の急上昇は、すい臓から大量のインスリンを分泌させて、血管から糖を取込む必要から、すい臓がそれを毎回繰り返すことで疲弊して、インスリンの分泌が鈍ってきて、最終的にドロドロ血液となり、糖尿病を発症すると言われます。
 
■認知症
アルツハイマー型認知症の原因物質は、脳のアミロイドβという物質と呼ばれています。
このアミロイドβを分解する酵素は、インスリンを分解する酵素でもありますので、インスリンが大量に増えますと、その酵素がインスリンを分解することにまわりますので、脳のアミロイドβの分解が不足します。
その結果で、脳にアミロイドβが分解されず、通常よりも早く蓄積されて、アルツハイマー型認知症を引き起こすリスクが高まると考えられています。
 
■がん
高インスリン血症は、血液の糖を栄養とするガン細胞に好都合であり、血液の酸化LDL(悪玉コレステロール)からの血管損傷などから、大腸がんにかかるリスクを高まります。
日本人は素の食文化から、血糖値スパイクになりやすい体質を持っていて、NHKの当該番組の検査では、65人中20人の約3割の人に血糖値スパイクが起きていたと言いますし、又、別の調査でも、20代やせ型の女性の5人に1人が起きているという結果が出ていて、血糖値スパイクは年齢、男女関係なく起きています。
 
以上「血糖値スパイク」は、「糖質」の過剰摂取や、ファスティング・ダイエットでは、「断食」後のスパイクが、さらに増しますので、真に危険でありますので、この「血糖値スパイク」を抑制するダイエット法の採用が必要となるのです。