「糖質制限」の理由は、和食で摂取した炭水化物の「糖質」の摂取量が多量ですと、食後に急激な血糖値の上昇(血糖値スパイク)を生じ、インシュリンが多量に放出されて、血液の余剰の糖質を中性脂肪として体内脂肪細胞(皮下脂肪と内臓脂肪)組織に取り込み、肥満を引き起こすことです。

(血糖値スパイクの抑制は、炭水化物の摂取時に食物繊維を同時に摂取することで、この急激な血糖値の上昇を抑えることができます)

 

ここに、糖質過剰摂取の制限「糖質制限」の問題が生じます。

通常食での糖質量に加えて、特に砂糖など「糖」の含有量の多い、お菓子類や甘味飲料などによる過剰な糖カロリー量の体内摂取が禁物であり、この過剰糖の摂取防止が「糖質制限」の量となります。

 

しかし反面、これらの「糖質」は、人の活動のエネルギーに不可欠の成分で、特に脳の神経機能には「ブドウ糖」が必要となりますし、体内細胞では、夫々の代謝の主要なエネルギー源となる大変重要な成分です。

 

なので過剰な「糖質制限」で糖質不足を生じますと、体内エネルギー量が減少して、思考力の低下や身体活動の瞬発性の低下、気力や意欲の低下、ふらふらするなどで、身体活力に大きな悪影響を与えます。

 

「糖質制限ダイエット」は、糖質の摂取過剰分が「脂肪」に代謝され、強いては肥満に繋がることを理解し、栄養ミネラルを豊富に含む肉類とともに、あなたの生活活動量(カロリー消費量)に合わせた、食の摂取量(適正カロリー量)が適切であることが大切なのです。

 

「糖質制限ダイエット」={食の摂取量(適正カロリー量)」-「生活活動量(カロリー消費量)}=0

 

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