ドラマ カルテットにみるアンガーマネジメント! | 公認心理師asakoのカウンセリングブログ☆

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先週から始まった冬ドラマ

松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平の四人が繰り広げる

「カルテット」 1回目は、すごくおもしろかった!!

 

 

台詞が長く、一人一人の細かいこだわり、

個性が出る、会話劇とも言えるドラマですね〜

 

その会話から、アンガーマネジメント的に

ちょこっと解説させてください^^

 

四人が軽井沢の別荘に集い、

食事をしようというシーン。

 

大皿にたっぷり盛った唐揚げに

満島ひかりと松田龍平が

がーっと全体にレモンをかけてしまいます。

それに絶句して、抗議する高橋一生。

 

言い合いになってしまいます。

 

唐揚げにレモンをかけるのは当然でしょ?

という二人。

 

それは、ありえない!

レモンがついていたとしても

一人一人が取り分けてから自分でかけるもの。

 

または、

かけてよいかどうか、きくべき。

 

そんなのどうでもいいじゃない

などなど。。。

 


これはまさに、アンガーマネジメントでいうところの
「べき」の違いが、怒りを生む

っていうこと。

 

そして、「べき」の境界線の問題だ〜

って思いました^^

 

唐揚げにはレモンをかけるべき(かけて当然)

かけないべき(かけないのが当然)

 

かけるとしたら断るべき

 

レモンのことなんて気にするべきでない

いや、それは大切なことだ(気にして当然だ)

 

みな、いろんな「べき」を持っているんですよね。

 

「べき」「当然」「あたりまえ」の基準は

ひとによって違う。

べきの程度も人によって違う。

 

だからこそ、それをお互いに示してすりあわせることが必要。。。

 

ドラマの四人もこれから共同生活を始めるわけで、

「べき」のすりあわせが必要になる。

それがないと、バトルが絶えない

というか、心地よく暮らすことが難しくなりますよね。。

 

ちなみに、この「唐揚げにレモン」エピソードは

伏線がありまして。。。見た方はおわかりですよね〜

けっこう重要な場面だったということがわかります!

 

 

それから、もうひとつ、

 

このバトルの続きで、

高橋一生が、

「こんなことを気にする自分のことを

馬鹿にしているだろ」的なことばを口にします。

 

これは、マインドリーディング。

他者はそうは言っていないのに、

勝手に自分で思い込む、

意味をくっつけること。

 

勝手に意味を深読みして、

自分で怒ってしまう。

怒りの原因を自分で作っているんですね〜

 

これはもったいないこと!

 

マインドリーディング、

ネガティブに意味をくっつけて

深読みすることは

できるだけ避けたいですね〜

 

と理屈っぽく書いてみました^^

 

ドラマは理屈抜きで面白いです!

第2回が楽しみすぎますっ!!

 

 

 

 

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