3.11 | 昭和な望遠鏡で昭和な星見

昭和な望遠鏡で昭和な星見

昭和な機材で昭和な星見&ときどきギター

更新は不定期です

風はまだちょっと冷たいけれど、日差しや草っぱらの色合いはだいぶ春めいてきた。

もう北関東特有のパサパサ&カラカラで鼻の奥が乾ききるような日々ではなくなった。

 

13年前の3月11日、当時自分は横浜は磯子区にある工場の事務所にいた。

最初ゆらゆらと揺れだした揺れはだんだんと大きくなり書棚からはファイルが飛び出し机上のパソコンやらモニターやらが吹っ飛んでいくように落下した。

多くの社員は工場の現場におり事務所にいた人数はほんの数人、全員机の下に潜り込み揺れが収まるのを待った。

現場にいたメンバーも全員無事だった。

その後工場全体に海沿いから離れた3階以上の建屋に避難するよう通達があり敷地内の海から離れた棟に全員が移動した。

余震は何度も起こり避難した棟のすぐ横の首都高湾岸道路はそのたびに揺れているのがわかるほどだった。

対岸では黒い煙が立ち上っていた。

 

土浦の家族へは携帯では通話ができずメールと固定電話で安否確認を行っていた。

その後被害の状況がわかるにつれ、これはやばいことになったと思ったがどうすることもできない。

土浦では電気は通じていたが水道とガスはアウトだったらしい。

土浦に戻ろうにもしばらくは電車が動かず、まずTXが動いたのでつくば駅jからタクシーで帰宅した。

放射性プルームが雨によって落ちてくると考えていたので、帰ったその足で全員神奈川の実家に連れてゆき1週間ぐらい様子を見ていた。

福島の惨状は日々伝えられても茨城の情報はほとんどニュースにならず、海沿いの被害状況が気になっていた。

 

・・・・・・・・・

 

それから13年、あの時を思えばこんなのんびりした早春風景の中で呑気にギターを弾いていられるなんて夢のようだ。

 

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宇宙で唯一のエネルギーは核融合。

我々が使っている核分裂も熱エネルギーも電力も化石燃料もすべて核融合の2次、3次、4次的に発生させているエネルギーに過ぎない。

その唯一のエネルギーは人間が生成・制御するのはなかなかに難しく、そして実現できたとしてもそれほど(人が使う上では)効率が良いものとはならないように思える。

50年以上前「トカマクによって未来はバラ色である」と言うような本を読んだ、が、そうはならなかった(まだなっていない)。

まぁきっとなるようにしかならん。

 

さて、その太陽面はこのところ静かで相対数もほとんど変化していない→見てて面白くはないてへぺろ

3月9日11時29分、6cmF15+Or25mmでコンデジコリメート。

 

3月10日8時21分、機材同上。

 

3月11日9時51分、機材同上。

 

 

🎵追記あり👇。