なんともやりきれない日々が続く。
掃除、洗濯、食事の支度、買い物、娘が帰っ来てからのお世話。
大したことはしていない。
でも、身体は重たく毎日ぐったりだ。
良く言えば【主夫】悪く言えば【ヒモ】である。
それでも私なりに出来ることを精一杯やっていた。
娘がくれる笑顔が無ければ、もう頑張れないという気持ちだった。
娘の笑顔、娘の成長を見るのが何よりの、そして唯一の幸せだった。
妻は、毎日仕事から帰って来ると
『娘をお風呂に入れて!』『リュックの中の洗濯物を出して、明日の用意して!』と鬼の形相で言って来る。
優しく言ってとは言わないが、せめて普通に話してもらいたい。
まるで奴隷のような扱いだ。
無論私は【ヒモ】のような生活をして、妻に正活を支えてもらっているのだから、とやかく言う権利など無い。
辛かったけど、私は『ママごめんね。一人で働かせて、家計を支えてもらって。』と言う気持ちも、もちろんあった。
いつまでも【ヒモ】の様な生活はしていられない。
もう毎日罵られるのは嫌だ。
私は、とりあえず単発の仕事がもらえる派遣会社に登録し、仕事が無い日には就職活動をすることにした。
妻から『そのうち私は仕事辞めるから、パパ一人でやり繰り出来る収入がある会社に勤めてよ。』と言われていた。
具体的には30万以上と言っていた。
派遣の仕事は重労働ばかりだ。
そして、日給は6千円とか7千円とかだ。
それも毎日仕事がある訳ではない。
週に2回仕事がもらえれば良い方だった。
『パニック障害という病気を抱えている私には、少しむずかしいな。』と思う仕事は断ったりもしていたので、余計に仕事がない。
そして、就職活動もなかなかうまくいかない。
もちろんそんな私に対する妻の不満は治まらなかった。
そして一件の気になる求人を見つけた。
昼勤は給与20万程だけど、夜勤なら30万以上可能と書いてある。
娘は、妻の職場のすぐ隣にある保育園に預けていて、妻が仕事終わりに連れて帰って来る。
帰宅するのは早くて18時頃。
その仕事に就くと私は18時頃に家を出なくてはならない。
私が、帰宅する時間にはもう妻と娘は、職場、保育園に行っている。
全くのすれ違い生活になる。
週に一度の休日以外は娘に会えないのは寂しい。
それよりも、仕事時間以外はずっと妻と娘二人きりなのが心配だ。
妻に『こんな仕事あるけど、夜勤でずっと娘の事ママ一人で面倒見なきゃいけないから無理だね。』と、話した。
妻は、娘のことなら全然平気。問題ないからそこ面接に行って来なよと、言った。
奴隷のような生活から一刻も早く抜け出したい。
昔みたいに優しいママになってほしい。
俺が働き、妻が、仕事を辞めることが出来たなら、妻の心にも余裕が出来、優しい妻に、優しいママに戻ってくれると信じたい。
そんな思いで私は、その求人に応募した。
一次面接で昼勤、夜勤どちら希望ですか?と聞かれ勿論私は夜勤を希望した。
翌日電話があり、二次面接をしたいとの事。
一次面接は、営業所。二次面接は本社で、専務さんとの、面接らしい。
二次面接では筆記試験の結果は優秀。夜勤は稼げるが、かなりハードな仕事だ。拘束時間は12時間~13時間。休憩時間はほとんど取れない等と告げられた。
ここまで来て後には引けない!
出来ます!やります!と答えた。
翌日合格の電話があり、めでたく就職が決まった。
色んな不安はあるものの、これで以前の幸せな日々を取り戻せればいいなと思った。
仕事は本当にハードだった。
拘束時間は13~14時間。
運転しながらおにぎりやパンを食べるのがやっと、のんびり休憩している時間など無い。
通勤に片道小一時間。
10過ぎて帰宅すると、洗濯をし、風呂に入り、食事をする。
そして、洗濯物を干し、ヤンチャ姫がひっちゃかめっちゃかに散らかした部屋を掃除する。
そして、やっと寝れる。
起きると、自分、妻、娘の夕食を用意し、洗濯物が乾いていれば畳む。
そうこうしているうちに、もう家を出なければいけない時間になる。
ぐったりだ…フラフラだった。
そんなある日妻が私に言って来た。
『今月は稼ぎたいから、夜勤を入れてもらった。だからその日は仕事休んで娘の面倒見てね。』と。
で、いつ?と尋ねると、なんと4日も夜勤を入れてもらったと言う。
入社早々言いにくいなぁ…と思いながらも私は会社に言った。
『妻は私の就職がこんなに早く決まるとは思っていなくて、お金を稼ぐ為に夜勤を入れてもらったらしいのです。夜勤の日は私以外娘の面倒を見れる人が居ないので、今月のこの4日だけ休ませてもらえませんか?』と。
今月だけで、今後はこの様な事が無いなら、その4日だけなら何とか調整します。と、了承して頂いた。
とても気まずかったが、とにかく了承してもらえて助かった。
ある日妻が、LINEで『今日は早く帰れそうだから、帰ったら娘をお風呂に入れてから仕事に行って!』と送って来た。
娘には会いたいが、妻に罵声を浴びせられるのは嫌だ。
仕事前に精神的に参ってしまう。
いつからか私は、そんな日は『今日はいつもより早く出勤しなきゃいけないから無理だ。』と嘘をつき、妻を避けるように早目に家を出て、会社近くの暗闇に座り、ボーッと暗い海を眺めるようになっていた…
続きはまた明日にでも書きます。


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【アメクリップ】
掃除、洗濯、食事の支度、買い物、娘が帰っ来てからのお世話。
大したことはしていない。
でも、身体は重たく毎日ぐったりだ。
良く言えば【主夫】悪く言えば【ヒモ】である。
それでも私なりに出来ることを精一杯やっていた。
娘がくれる笑顔が無ければ、もう頑張れないという気持ちだった。
娘の笑顔、娘の成長を見るのが何よりの、そして唯一の幸せだった。
妻は、毎日仕事から帰って来ると
『娘をお風呂に入れて!』『リュックの中の洗濯物を出して、明日の用意して!』と鬼の形相で言って来る。
優しく言ってとは言わないが、せめて普通に話してもらいたい。
まるで奴隷のような扱いだ。
無論私は【ヒモ】のような生活をして、妻に正活を支えてもらっているのだから、とやかく言う権利など無い。
辛かったけど、私は『ママごめんね。一人で働かせて、家計を支えてもらって。』と言う気持ちも、もちろんあった。
いつまでも【ヒモ】の様な生活はしていられない。
もう毎日罵られるのは嫌だ。
私は、とりあえず単発の仕事がもらえる派遣会社に登録し、仕事が無い日には就職活動をすることにした。
妻から『そのうち私は仕事辞めるから、パパ一人でやり繰り出来る収入がある会社に勤めてよ。』と言われていた。
具体的には30万以上と言っていた。
派遣の仕事は重労働ばかりだ。
そして、日給は6千円とか7千円とかだ。
それも毎日仕事がある訳ではない。
週に2回仕事がもらえれば良い方だった。
『パニック障害という病気を抱えている私には、少しむずかしいな。』と思う仕事は断ったりもしていたので、余計に仕事がない。
そして、就職活動もなかなかうまくいかない。
もちろんそんな私に対する妻の不満は治まらなかった。
そして一件の気になる求人を見つけた。
昼勤は給与20万程だけど、夜勤なら30万以上可能と書いてある。
娘は、妻の職場のすぐ隣にある保育園に預けていて、妻が仕事終わりに連れて帰って来る。
帰宅するのは早くて18時頃。
その仕事に就くと私は18時頃に家を出なくてはならない。
私が、帰宅する時間にはもう妻と娘は、職場、保育園に行っている。
全くのすれ違い生活になる。
週に一度の休日以外は娘に会えないのは寂しい。
それよりも、仕事時間以外はずっと妻と娘二人きりなのが心配だ。
妻に『こんな仕事あるけど、夜勤でずっと娘の事ママ一人で面倒見なきゃいけないから無理だね。』と、話した。
妻は、娘のことなら全然平気。問題ないからそこ面接に行って来なよと、言った。
奴隷のような生活から一刻も早く抜け出したい。
昔みたいに優しいママになってほしい。
俺が働き、妻が、仕事を辞めることが出来たなら、妻の心にも余裕が出来、優しい妻に、優しいママに戻ってくれると信じたい。
そんな思いで私は、その求人に応募した。
一次面接で昼勤、夜勤どちら希望ですか?と聞かれ勿論私は夜勤を希望した。
翌日電話があり、二次面接をしたいとの事。
一次面接は、営業所。二次面接は本社で、専務さんとの、面接らしい。
二次面接では筆記試験の結果は優秀。夜勤は稼げるが、かなりハードな仕事だ。拘束時間は12時間~13時間。休憩時間はほとんど取れない等と告げられた。
ここまで来て後には引けない!
出来ます!やります!と答えた。
翌日合格の電話があり、めでたく就職が決まった。
色んな不安はあるものの、これで以前の幸せな日々を取り戻せればいいなと思った。
仕事は本当にハードだった。
拘束時間は13~14時間。
運転しながらおにぎりやパンを食べるのがやっと、のんびり休憩している時間など無い。
通勤に片道小一時間。
10過ぎて帰宅すると、洗濯をし、風呂に入り、食事をする。
そして、洗濯物を干し、ヤンチャ姫がひっちゃかめっちゃかに散らかした部屋を掃除する。
そして、やっと寝れる。
起きると、自分、妻、娘の夕食を用意し、洗濯物が乾いていれば畳む。
そうこうしているうちに、もう家を出なければいけない時間になる。
ぐったりだ…フラフラだった。
そんなある日妻が私に言って来た。
『今月は稼ぎたいから、夜勤を入れてもらった。だからその日は仕事休んで娘の面倒見てね。』と。
で、いつ?と尋ねると、なんと4日も夜勤を入れてもらったと言う。
入社早々言いにくいなぁ…と思いながらも私は会社に言った。
『妻は私の就職がこんなに早く決まるとは思っていなくて、お金を稼ぐ為に夜勤を入れてもらったらしいのです。夜勤の日は私以外娘の面倒を見れる人が居ないので、今月のこの4日だけ休ませてもらえませんか?』と。
今月だけで、今後はこの様な事が無いなら、その4日だけなら何とか調整します。と、了承して頂いた。
とても気まずかったが、とにかく了承してもらえて助かった。
ある日妻が、LINEで『今日は早く帰れそうだから、帰ったら娘をお風呂に入れてから仕事に行って!』と送って来た。
娘には会いたいが、妻に罵声を浴びせられるのは嫌だ。
仕事前に精神的に参ってしまう。
いつからか私は、そんな日は『今日はいつもより早く出勤しなきゃいけないから無理だ。』と嘘をつき、妻を避けるように早目に家を出て、会社近くの暗闇に座り、ボーッと暗い海を眺めるようになっていた…
続きはまた明日にでも書きます。


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