昨日から関西での中学受験がはじまりました。

次男君にとっては、最初の志望校受験だった訳ですが、そんな次男君に長男から当日心得アドバイスがありました。

それは、「試験会場で答え合わせをしない」というものでした。


「次男よ。明日から入試やんな。いっこだけアドバイスしとくわ。答え合わせはやらん方がいい。ホンマに。」(長男)

「何で?」(次男)

「僕は灘の1日目の算数が終わったときに、塾で一緒やった友達と答えあわせしたら、間違いだらけやってん。そしたら、アカンわぁ~って、プチパニックになったわけ。あとでわかったことやけど、そいつは算数で最高点とったヤツやった。」(長男)

「なるほど。でも僕は大丈夫かな。大手塾に属してへんから、知り合いは少ない。とはいえ、知り合いもいるから、気をつけるようにするわ。」(次男)

「それやったらいいねんけど、試験会場で答え合わせしても点数を修正してくれる訳でもないし、終わったことやん。それやったら、休み時間にリラックスするとか、次の教科に頭をシフトさせるとかした方がよっぽど意味がある。つまり、入試本番では答え合わせは受験生にとって何の意味もない。」(長男)

 

試験会場では同じ塾の仲間や学校の同級生なんかが少なからずいる受験生もいることでしょう。

直前に終わった教科の入試問題に対して、受験生同士であれこれ話をするのも容易に想像がつきます。

そして、その場で入試問題の答え合わせをしたりしがちなのですが、それはやらない方がいいというアドバイスでした。

上記のケースの場合は、その教科では自分より格段にできる生徒がいたとして、自分の不正解がクローズアップされ、メンタルが不安定になるといったことが発生したということです。他にも、たまたまその教科の問題の相性がよくなくて、思ったほど得点出来なかっただけということもありえます。当然ですが、メンタルが不安定になると、後続の教科の試験や翌日以降の試験のパフォーマンスに影響したりするので、それは本当に勿体ないということです。そんな害が多い会話をするくらいなら、次の教科に向けて時間を有効に使うべし、という金言でした。