中学入試まであと2か月ほどになりました。

そんな折、ちょっとした事件が勃発しました。

 

それは、過去問の解き直しをきっちりやっていなかった、ということがバレたということ。

過去問を解いてはいるが、丸つけも雑、解き直しはほぼやっていないという実態でした。

受験直前にこの状態かぁ、とやや悲しい気持ちになりましたが、一方で次男君の立場に立って考えると、遊びたい気持ちを抑えつつ、勉強をしているので、無理ないなとも思う次第。

しかし、決して放置してよいテーマとも思えず、そんな次男君にどう解き直しをする意味合いを伝えるか、少し頭を捻りました。

 

案1.自分の間違った問題をしっかり振り返らないと同じミスをするでしょ。だから解き直しをして欲しい。

 

案2.難易度の高い学校は記述問題への解答が合否を決める。解き直しをやらずしてその力は身につかない。

 

案1.も案2.も間違ってはいないメッセージですが、ボツにしました。

案1は、本人なりにやっている、という回答になりそう。反発心が残るのでボツ。

案2は、自分の実力で入れる学校に行くといいそうなので、これもボツ。

 

他にも派生案はありましたが、結果として以下の話をすることにしました。

・記述式問題がしっかり解答出来るかどうかは今後の人生での学び方に繋がってるねん

・記述式問題というのは答えの導出プロセスを書かせるでしょ、つまり自分で問いにどうアプローチするか、どう組み立てて、答えに辿り着いたかを書く訳や

・これを自分で出来る子は自律的に学習できる能力を有すると判断しうるわけ、だって自分で問いをかみ砕いて答えまでいく訳やから。問題さえ与えたら、自分で学んで答えまでたどり着けるでしょ。

・逆に言うと、選択式問題を中心に入試問題を構成している学校ではその能力は測れへんから、そうした能力は中学以降に身につけてや、ということ

・何が言いたいかということ、以下の関係があるということ

記述式問題にしっかり解答できる

=自律的に勉強できる

=自由を与えてもよし

・君が解き直しの能力を身につけるのは、中高で自由を得るため、ということに繋がっているということ。

・でも、中高で自由は要らないとか、そこそこ管理されるということでいいなら、解き直しを丁寧にしなくてもいい。空いた時間でもっと今を楽しめばいい。

・あと2か月やけど、どうしたい?

 

論理展開としてはやや雑ではありますが、中高をどう過ごしたいのか、どうありたいか、を考えてもらい、その上であらためて本人なりに受験勉強の意味合いを考えるきっかけになるかと思い、上記の話をすることにしました。

 

本人がどう反応するかわかりませんが、一つの山場にさしかかっています。