失言に対しての対応 | 終活オヤジの独り言

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今日も、誰にも何の役にも立たない、どうでもいい様な事をつぶやきます。
もし、お気に障った事がありましたら年寄りの言う事なのでお許し頂きたいと思います。

自民党の麻生太郎副総裁が上川陽子外相の容姿について揶揄

する発言を行い、これに対して上川氏がこれを受け流すとい

う出来事がありました

 

麻生氏の発言が論外なのは当然ですが、抗議しなかった上川

氏に対しても賛否両論があります

 

麻生氏は、これまでも幾度となく失言を繰り返してきている

いわば常習者です

 

そこに、心よりの反省は微塵もありません

 

だから、国会議員としての自分の立場をわきまえない失言を

繰り返す事になるのです

 

それを、今迄容認して来ている国会議員はどうにかしている

 

そして今回も、人の年齢や容姿を公式の場で揶揄することが

社会問題化されている中、麻生氏が同様の発言を繰り返して

いる状況は末期的といえるのです

 

しかし、上川氏は麻生氏の発言を受けて「どのような声もあ

りがたく受け止めている」と述べ、問題視しない考えを明ら

かにしました

 

この発言は、立場の強い人からの侮辱的な発言に対してその

まま受け流すことになり、泣き寝入りに繋がるのです

 

つまり、上からの侮辱的な発言に対して抗議できないとなる

と、社会的立場の弱い人たちは「声を上げるなど、到底、無

理」と思わざるを得なくなると言う事です

 

そして、他人を揶揄する人は、相手が反論しないと分かれば

言動をエスカレートするのが常ですから、状況はさらに悪化

することになるのです

 

そこで、ハラスメントが横行するのです

 

それに、上川氏は日本の外務大臣です

 

日本の国務大臣が、公の場で個人的に女性である事に対して

向けられた言動を、無視してはいけないのです

 

日本国内はともかく、国際社会において女性蔑視発言は基本

的に許容されるものではないのです

 

だから、蔑視発言を受けた公人が抗議しなかった場合、その

国は差別を認めている、と見なされてしまうのです

 

案の定、海外メディアは日本の政界における不平等が明るみ

に出た、というように批判的に報じています

 

つまり国際社会のルールを受け入れない事が、どれだけ日本

の国益を損ねているのかについて、もっと関心を持って取り

組む必要が有るのです

 

すべてを海外と同じにする必要などありませんが、こうした

状態を放置した場合、最終的に私たち国民が大きな損失を被

る事になるのです

 

いい加減に、日本から悪しき伝統である男尊女卑を一掃しな

ければなりません

 

そして、国会に老害であると思われるような人物を議員とし

て、送り込んではならないのです

 

国益に反する様な言動をする国会議員は必要ありません