一般家庭の予算は、世帯収入によって決めます
基本、収入以上に支出をする事は出来ません
ですから、収入に見合った計画を立てるのです
もし、収入以上に支出をする場合には借入、つまり借金をす
る事になるのです
そして、その借金の返済はあくまでもその後の収入の中でや
り繰りをする事になるのです
それに、借金の返済の為にさらに借金をすると、その先に有
るのは間違いなく家庭崩壊です
自分の借金を、誰かが肩代わりをしてくれる事など決してな
いのです
2022年度予算の国の一般会計歳入107兆6千億円は、
①税収等と②公債金(借金)で構成されています
「税収等」:所得税、法人税、消費税等の税による収入とそ
の他の収入
「公債金」:歳入の不足分を賄うため、国債(借金)により
調達される収入
現在、①税収等では歳出全体の約2/3しか賄えておらず、
残りの約1/3は、②公債金(借金)に依存しています
この借金の返済には将来世代の税収等が充てられることにな
る為、将来世代へ負担を先送りしているのです
そして今回、政府は経済対策の裏付けとなる補正予算案の総
額をおよそ29兆1千億円とする方針を固めました
その財源の多くは、赤字国債の発行などでまかなわれる見通
しで、財政はさらに悪化することになるのです
政府は、次世代に負担させる国の借金をどこまで増やして行
くつもりなのでしょう
借金の上限が無い国の予算編成など、誰にでも出来ます
一般家庭なら、もうとっくに破産状態なのです