国会議員には定年制度がありません
基本、国会議員を選ぶのは国民だから定年制の意識が国民に
有れば、選挙の際に75歳とか80歳などの年齢を考慮して選べ
ばいい、という事になるのです
ようするに、総選挙で引導を渡すしか方法はないのです
ただ、自民党が衆院比例代表候補に適用している73歳定年
制は、2003年の衆院選で導入され、中曽根康弘、宮沢喜一の
両首相経験者にも適用され両氏は引退しました
にも拘らず、現在自民党には二階俊博氏(82)や衛藤征士郎
氏(80)、平沢勝栄氏(76)らが「73歳定年制」のルールを無
視しているどころか、定年制撤廃を求める要請書を提出して
いるのです
又この定年制度は、73歳以上は小選挙区と比例代表の重
複立候補ができないため規定を改め、次期衆院選から重複
立候補をも認めるよう求めているのです
自分達が作った制度を無視している国会議員がいる政党が、
国民に利益をもたらす政策をするとは思えないのです
自分達の事を常に最優先にしている国会議員が、古株として
幅を利かせているそんな政党を信頼できるわけがありません
こんにち、一般企業に於いて定年が70歳になっている会社
が果たしてどの位あるのでしょうか
2019年10月1日現在、
・定年年齢が60歳の企業は84.2%
・定年年齢が61歳~64歳の企業は2.8%
・定年年齢が65歳以上の企業は12.3%
・定年制が無い企業は0.7%
以上の様になっています
民間に比べ定年制の無い国会議員が、如何に優遇されている
かが分かりますよね
でも私は、国会議員は定年より議員通算年数が30年で引退
して貰いたいと思っているのです。
30年間国会議員を務めたら、きっとそれなりの実績を上げる
事が出来たと思うのです
それだけの期間で何の成果もあげる事が出来なかったとした
ら、その人は国会議員としての資質がないのです
40歳で国会議員なったとして70歳ですからね
後は、後進に道を譲るべきだと思うのです
また、常々思っている事なのですが総理大臣経験者はいつ迄
も党内で権力を維持する立場を放棄して国会議員を引退する
べきだ、と言う事です
一度国会議員の頂点に立った人は、もっと自分を律して元総
理として綺麗さっぱりと身を引くべきだ、と私は思うのです
党内に、前総理とか元総理とか総理経験者が複数いる組織は
自浄作用が働かない、若い議員が育たない、活気のない集団
になってしまう、と私は思うのです
それと、現在は小選挙区と比例代表の重複立候補ができる様
なっているので、党推薦で比例の上位に居れば例え小選挙区
で落選しても、又は選挙活動をしなくても国会議員になる事が
出来る制度になっているのです
国民が小選挙区で排除した人間を、党の事情で比例区で上位
に推薦されていることで比例区で当選して国会議員なるなんて
民意を完全に無視していますよね
こんな制度っておかしくないですか
国民による国民の為の選挙じゃないんですかね