幸田シャーミンさん、国連の赤阪清隆広報局長を提訴 | ambiguouswordsのブログ

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幸田シャーミンさんが2001年の夏に民主党から参議院選に出たとき、渋谷駅近くの明治通りで選挙カーの中から手を振る姿を見たことがあるけど、思想信条や経歴は知らない。
タレントなのか文化人なのか何者かも知らない。名前を聞いたことがあるだけ。
2006年から2年間、国連広報センター所長に就任していたらしいけど、よく知らない。

だから、幸田シャーミンさんと国連広報センター、国連広報局とのいざこざについても、どちらの言い分が正しいのかわからない。
もしかすると、幸田さんにもキツイ面があり、部下達がうんざりしたということもあったのかもしれない。

ただ、幸田さんが国連広報センターの不正というかいいかげんなところに注文をつけたことが、関係者の反感を買ってしまったことは間違いないのではないだろうか。
全面的に幸田シャーミンさんが正しいというわけではなかったとしても、国連広報センターに全く非がないということはない。

国連広報センターは不可解なところも多い組織だ。
日本国民に対して、国連についての広報活動を行うのが国連広報センター。
青山の国連大学の建物の中に入居している。
国連広報局の傘下にあるので、国連広報局の意に逆らった行動はしにくい。
たとえ、それが国連の無駄や欺瞞を改革するための行動であったとしても。


また、国連広報センターの周辺には国連英検や大コーポレーション、外務省関係者や権威ある人の姿が見え隠れする。
外務省関係者の数少ない利権構造のひとつに組み込まれているのではないかと感じる。

例えば、国連が行っているわけでもない「国連に対する理解を深めるための英語検定試験」というコンセプトの国連英検は外務省後援。
外務省からお金や人が流れている。
国連英検のトップページには国連広報センターのバナーもある。
国連がお墨付きを与えているかのような扱いだ。
ごたごたもあったけど外務省の語学審査のひとつとして国連英検は採用され、2007年には国連英検に外務大臣賞まで創設された。ある出版社とも関係が深い。

また、国連英検は受験者が非常に少ない。普通に考えればかなり赤字だろう。
しかし国連英検を実施する大コーポレーションには直接受験料が入るので、財団法人日本国際連合協会(日本で国連に対する理解を深めようとする団体。国連の機関ではない)が損をしても、大コーポレーションは損をしない仕組みになっていたはず。


と、ここまで書いてふと国連英検のサイトを見ると、驚いた。
いつの間にかサイトが消えている。

http://www.unate.net/
 国連英検試験受託業務 停止のご連絡
 国際連合公用語英語検定試験の主催者である (財)日本国際連合協会
 からの一方的な業務解約を受け国連英検試験受託業務を停止しております。

 業務解約理由と致しまして、事実とは異なる(国連英検試験センターが
 協賛金の一部を横領したという)嫌疑を掛けられております。

 受験者の皆様には、ご迷惑をお掛け致します事、お詫び申し上げます。
 (2008年7月22日)
 国連英検試験センター
 (株)大コーポレーション


なんということだ。
以前国連広報センターに、国連英検や大コーポレーションなどとの関係について問合せた人がいるから、国連広報センターは自らに疑惑が迫る前に大コーポレーションを切り捨てた、というわけでもないと思うが。
せっかく大コーポレーションと日本国際連合協会の関係について探ってみようかと思っていたのに。

すでに日本国際連合協会による新しい国連英検サイトが作られているけど、ここには国連広報センターへのリンクは無い。

・国連英検の新しいサイト
http://www.kokureneiken.jp/

・以前の国連英検のサイト(インターネットアーカイブ)
http://web.archive.org/web/20080212001302/http://www.unate.net/index.html
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今後、肥大化した国連や関連団体はスリム化が求められるようになるだろう。
日本人は日本政府の運営のために税金を出しているけど、日本政府からは国連本部に毎年3億ドル、300億円以上の分担金が支払われている。
それとは別に出しているお金もある。
そのお金が無駄に使われていると知ったら、公務員の税金の無駄遣いや官僚の天下りにうるさい日本国民は、国連という団体にも厳しい目を向けることになる。

国連の周辺にある団体についても、組織やお金にまつわるあやしい話が時折漏れ聞こえてくる。
国連の信頼維持のためには日本ユニセフ協会とか日本国際連合協会とか国連広報センターなどの組織にもメスが入ることになるかもしれない。
バン・キムン(パン・ギムン、Ban Ki-moon)事務総長がばっさり切り込んでくれないかな。
いろんな団体の運営に名を連ねている名のある方は、スキャンダルに巻き込まれないようにお気をつけください。


国連英検や日本国際連合協会に批判的な意見を見つけてはフォローのコメントを入れていた関係者らしき人も、そろそろ新たなフィールドを探してもいいかもしれません。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080812-00000943-san-soci
■幸田シャーミンさん、国連広報局長を提訴 嫌がらせ問題で「名誉に傷」
8月12日16時56分配信 産経新聞

 記者会見で事実と違うことを言われ、名誉を傷つけられたとして、国連広報局の直属機関「国連広報センター」(東京)の所長を辞任した幸田シャーミンさん(52)が12日、国連の赤阪清隆広報局長に1000万円の慰謝料を求める訴えを東京地裁に起こした。
 幸田さんは平成18年4月に同所長に就任したが、「組織ぐるみの嫌がらせがあった」として今年6月に辞任した。
 幸田さんは月刊誌「文芸春秋」7月号にセンター内で不正経理や嫌がらせがあったとする手記を発表。一方、国連側は事実関係を否定している。
 訴えによると、赤阪局長は幸田さんの辞任後に会見を開き、「問題は、幸田さんの部下への嫌がらせから始まった。内部調査で幸田さんによる嫌がらせが指摘されている」などと述べた。
 幸田さん側は「幸田さんによる嫌がらせの事実はなく、内部調査でも確認されていない」と反論。「赤阪局長の発言は事実に反しており、名誉棄損に当たる」と主張している。
 東京・霞が関の司法記者クラブで会見した幸田さんは「国連内部のさまざまな嫌がらせで、辞任に追い込まれた。赤阪局長には発言を訂正するよう手紙を送ったが、誠意ある対応がなかった」などと述べた。


※参考
平成二十年六月十三日提出 質問第五二八号
「国連広報センターにおける不正会計処理問題に関する再質問主意書」
保坂展人
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a169528.htm


<8/19追記>
意味不明だけど、大コーポレーションは引き続き国連英検の運営を行うらしい。
かなりごたごたしていますね。受験者数はカラーコーディネーター検定や色彩検定の数分の一だから社会的影響はほとんどありませんが、天下りの人には大きなことですね。
http://www.unate.net/
■合格発表業務を行なうことの告知内容
当社は、(財)日本国際連合協会から3月26日付け書面で国連英検試験業務委託契約を解除されましたが、8月8日の東京地裁保全部において、(財)日本国際連合協会が上記解除の意思表示を撤回し、あらためて同業務を当社に依頼するという内容の和解が成立しました。
これに基づき、当社は迅速に7月20日実施のSA級・A級の合否発表業務並びに7月6日実施のジュニアの合否発表の業務を再開しますのでその旨ご連絡申し上げます。
(2008年8月11日)
国連英検試験センター
(株)大コーポレーション