勤務先の福利厚生で,永年勤続だとかで貰った「ポイント」の期限が年度末と迫っていた.
使えるものが限定的で,どこかに泊りがけで出かけでもしないと使い切れそうもないのだが,専用サイトから申し込まなければならなかったりして使い勝手が悪い.
色々と考えた結果,専用サイト内に,あの「ホテル暖香園」を発見したので,そこに長男と二人で行ってみようかとなった.
前回訪問時に「次回は泊まりで来ようかと」と言ったので,その「約束」は果たせるかと.
……I'll be back!! ……ってか(笑).
ところが,二人で「一泊二食付+ボウリング1ゲーム」というプランでは,6割程度のポイントしか消化できないことが判明.
こうなると,あまり予定が入らなそうな建国記念日の三連休を使い,どこかでもう一泊するか,となった.
「ダンコーエンボウル」は,長男は未訪だが,こちらは2回も訪問しており,マイボールでもハウスボールでも投げている.
伊豆半島のボウリング場としては,同じ伊東市内の「赤沢ボウル」が残っている他は,全て西海岸側なので,以前から気になっている「松崎ボウリングセンター」も絡めてみようか,と思った.
その松崎町にある国民宿舎の二食付プランが,残ったポイントに数百円のプラスで利用できることが判り,これを組み合わせることにする.
三連休をフルに使った2泊3日になるので,帰りが楽なほうがいいだろう,ということで,一泊目を松崎,二泊目を伊東(暖香園)という順番にした.
もう一つ気になっていることがあった.
筆者がボウリングを本格的に始めてから半年ほどが経った時(当時長男は小学6年生)に,伊豆箱根鉄道・駿豆線で三島から修善寺まで往復したのだが,その際,大仁附近の沿線の川の向こう側に,ボウリング場と思しきものが見えたのだ.
(写真はイメージですw)
上記のブログ(元々このブログはそこからの「派生」だった)では,その点については触れていないのだが,後で調べると確かに「大仁ファンパーク」という施設内にボウリングのレーンが存在していることが判った.
そのため「いつか行ってみよう」と思いつつ,今に至っていたので,今回,これを絡めてみることにする.
そうなると,初日は大仁と松崎で「ボウリング場めぐり」をすることになるのか,と思ったのだが,それでは少し物足りないので,その手前で行けるところがないか,と画策してみた.
その結果,三島市内に幾つかボウリング場があるうちの2箇所が,ほぼ「経路上」にあることが判明.
まずは,そこに寄って行くことにする.
ただし,この2箇所だけで昼頃まではかかることになるだろうから,大仁が午後2時前後になろうかと思われる.すると,松崎の国民宿舎の夕食の時間帯の関係で,中途半端なことになる可能性が憂慮された.
松崎ボウリングセンターは昼からオープンと遅いのだが,終了も遅いらしく,夕食後に行くこともできそうだから,それでもいいか.国民宿舎からは数百メートルしかないようなので,ボールバッグを牽いて歩くこともできそうだ.
そう考えて,まずは「ジョイランドボウルみしま」へと向かった.
ここは,パチンコ店や映画館などが入った複合施設.
エレベータもあるので,マイボウラーでもほぼバリアフリーに入れる.
平面駐車場もそれなりの規模で用意されているが,どうやら地下にも駐車場があるようだ.
このセンターのゲーム料金は,平日650円/G,土日祝680円/Gが基本.300円払って「会員」(ボウリング場だけでなく「ジョイランド」全体に共通らしい)になると,年会費や更新料は不要で1ゲーム当たり100円引きになるらしい.つまり,4ゲーム以上投げるなら,会員になってしまったほうがお得という,ある意味「道頓堀ドラゴンボウル」みたいな仕組み.
3ゲームや5ゲームのパックも設定されているが,土日祝は9時の開店から10時までの間に受付すれば,5ゲームで1,100円という「早朝ボウリング」なる料金設定がある.なので,これに間に合うように,と7時過ぎに自宅を出発し,途中の国道1号線や伊豆縦貫道などで渋滞に当たったものの,どうにか9時半前に着いた.
なお,この場合の料金は「前払い」で,現金のみの取扱.
全24レーンのセンターだが,フロントとその奥のゲームコーナーを挟んで,右側に1~10番レーン.
そして,左側に11~24番レーンがあるという変則的な造りになっている.
到着時には,リーグ用と思われる11~16番以外は,ほぼ埋まっていて,ただ1本空いていた3番レーンに案内された.
マイボウラーであることはわかったようだが,この状態ではデュアルレーンにするかなど訊かれる筈もない.
ベンチの形状はこんな感じだが,手前側のベンチはアプローチのすぐそばまで入っているのに対し,奥側は後方に若干オフセットして設置されている.この写真は,11・12番ボックスのものなので,奇数レーン側が前,偶数レーン側が後ろ,となっているが,入った3番は逆に後方へ少しずれている.
ボールリターンの形状は,よくあるストレート型.
頭上のモニタも,よく見るタイプ.
「湘南ボウル」などと同じタイプのようだが,ベンチモニタではなく操作盤になっているのは初めて見た.
レーンはAMFのようだが……
……何かこれ,気になるなあ……(-_-;;
ただし,近付いて足を乗せてみると,きちんと埋められていて,心配は要らないようだ.
オイルパターンは貼り出されていたが,気付いたのは投げ終わってからだった……(汗).
プロショップもあり,割合きちんとしたセンターのようだ.
そして,ボウラーズエリアのベンチ横にもそこそこのテーブルがあり,使い勝手も悪くなさそうだ.
……と,思ったのだが.
このテーブルの傍にボールバッグを置いたら,そこからボールを取り出そうとした長男が,勢い余って左手の甲をテーブルの裏側の縁に強打してしまう.
ちょっと切れてしまったようで,かなりの出血が…….
痛みは大したことないようではあるが,なかなか出血が止まらず,どこかで絆創膏でも買ってくるか……と思ったのだが,筆者のボウリングバッグ内にあった古布で押さえながらどうにかする,と.
大丈夫かな……と思いつつ,取り敢えずゲームスタート.
筆者は,シューズの状態に合わせて,まずは左投げから.
練習投球はないようなので,1ゲーム目の1フレは1歩助走で転がしてみる.
思っている以上にレーンが遅く,あれれ……と言う間に右ガターまで出てしまう.2投目はかなり外向けに転がしたが,ヒットしたのは3番と6番の間だった.
2フレも若干厚目に入って2-7スプリット.これをカバーに行くと,今度は思ったよりも曲がらずに7番に一直線.
そうかと思ったら,3フレの7番タップのカバーでは曲がってしまうなど,おいおい……な感じ.
しかし,3フレ1投目の感触は悪くなかったので,それを基本に攻めたら4フレからダブル.6フレはまた曲がり過ぎてノーヘッドになったが,7フレで微調整して再びダブル.いい感じになったが,10フレ3投目で外に膨らませ過ぎて左ガターへドボン……で,165止まり.
2ゲーム目では,もう完全に変化に合わせられなくなり,こりゃダメだ……な結果に終わる.
しかし,そんな中でも長男はレーンコンディションを掴んだようで,前半をプラスで折り返すが,やはり曲がり過ぎてしまうのか,8フレで7番タップのカバーをミス.それでも最後にパンチアウトで取り返して200UPを決めた.
これは,左で投げ続けると長男の「邪魔」にしかならないような気がしたので,第3ゲームからは右投げにスイッチしよう.
いや,普段の左投げからすれば,不本意にも程がある……なスコアだが,一応ダブルが2回出てはいる.