『美人骨~周生如故~』
”美しすぎるバッドエンディング”
と知っての視聴は
まずかったかもしれない
最後の落差を大きくするためのせつなさ演出かと
冷めて見てしまったのだ
が
終わってみれば
きわめていい印象のドラマ
南辰王 アレン・レン君のおさえた演技が光った
最初から最後まで
孤高でカッコよくて
冷静
理性的
いやらしくならず
ストイック過ぎず
思いをただかみしめるような演技
少年ぽかった『麗王別姫』が
遠い昔のように感じる
このドラマ
美しい!
絵も音楽も人も
でもそれだけじゃなく
なにか感動もののミュージカルのような
無駄のない洗練された脚本だったのではないだろうか
ま 知らんけど
いろんな場面で
その転換ぐあいが絶妙
語りすぎず
が余韻は残る
そんな印象なんだな
なんかね
これまでのドラマの中でも
すごくいいと思ったのだ
ノーカット版ではないから
いろいろ端折られた可能性は残るものの
ありがちな余剰シーンは
まずなかったとして
ただ
こんなにもせつなさを強要されると
ぎゃくに涙などでてこないという事実
それでいいのか?という思いと
残念!という思いが
交錯する