ツっこまずにノる 中国歴史ドラマ
『江湖英雄伝』を思い出す
2025年
昨今の熊のニュースを見て
旅の途中
野宿する
ツォン・シュンシーくん演じる
王小石と
ヤン・チャオユエさん演じる
温柔
森の中
火に焚き木をくべながら
王小石が世間知らずの温柔に言う
猛獣が来ないように
火を絶やさないようにするんだ
(うろ覚えです)
また
テレビ「ポツンと一軒家~」に出てた
森の中に秘密基地を持つおじいちゃんも
同じことを言っていた
たくましく生きる人の知恵だなー
太古の昔から
ついこのあいだ昭和までは
巷でよく火を焚いていたと思う
だが今
ダイオキシンのため
家庭や近所の焼却炉は
消え失せた
人類としてこれでいいのか
火のメリット大きくない?
小石くん
どう思う?
中国歴史ドラマ
『あるある*おもしろキャラ発掘』の続編デス
自分だけの勝手な基準だけど
クククと笑えるキャラが出てくると
ドラマがぐんと楽しくなる
パッと思い浮かぶだけでも
いたいた
『風起西州』
王君孟(ジャン・タオさん)
王子的な麴崇裕の妹婿にして側近
軽妙なおしゃべり
お調子者だけどなかなかたのもしく
出てくるの楽しみだったナ
イヤ味な蘇南瑾
コントのような白三も
『夢華録』では
若旦那・池蟠(ダイ・シューくん)
やることなすこと大注目
その手下 踊る何四(かし)
陳廉も
この『風起西州』と『夢華録』は
おもろキャラの宝庫だった
『天龍八部』も原作がそうであるらしく
虚竹をはじめとする
キャストがみなキャラが立つ
妙にハマったのが
『始皇帝~天下統一』の
嫪毐ろうあい(ヨー・シャンミンさん)
嫪毐のこれまでのイメージとは違ったが
何か賞をあげたいくらい気に入ったヨ
最近見た『華の出陣』『楽游原』
登場するの軍の仲間たち
みな人間味があるナ
女子もいるヨ
『星漢燦燗』のコワモテ将軍の娘
万萋萋(ジャン・ユエさん)
みんな大好きだと思う
チーチー
そもそも『星漢燦燗』の女子たちは
みなオモローなのだ
子役がよいとまた
ドラマがイキイキとして
おもしろくなる
『孤城閉』公主の子ども時代の子役たち
『大宗宮詞』仁宗の子供時代
『花青歌』南境国のこども皇帝
急におもしろくなるのは
サブのイケメンに気づく時もそう
『花青歌』の
公冶棋(リン・ルーくん)
公主との胸キュンシーンあり
『花令嬢の華麗なる計画』
リー・フェイくん演じる
わけあり雲寒
『宮廷の茗薇』主役の弟
シースーディー(十四弟)
男気イケメンと見た
そしてもっとも最近のお気に入り
『灼灼風流』の第一皇子
ジョウ・イーランくーん
ちなみに
韓ドラはいつも
おもろキャラがたくさん出ていて
メチャおもろいわけだが
ある日突然”発見”し
ドラマがそれを境に
ぐっとおもしろくなる瞬間はない
なぜならずっとおもしろいから
どちらもハオ!
『麗王別姫』では
くどいほど悲劇的なヒロイン役を演じた
ジン・ティエン(景甜)さん
この『灼灼風流』で演じたのは
じつに活発な
頼りがいのある女の子だった
かつ
パッチリおメメで
明るくて
モテモテ
キャリアも私生活も充実
このドラマの役の方が似合うと思う
が
それ以前に
毎度こんなパーフェクトなヒロインのドラマ
そろそろ飽きて来るかも
どこかウィークポイントはないのか
好かれ過ぎじゃね?
花の命は短いのにサ
とひがみたくなる
で
ヒット作を持つスターさんは
たいへんだろうナとも思う
ソーイー
ノリノリというわけではなかったのだ
ヒロインには好感を持ったし
イケメンたちもいたし
サクサク
おもしろく見ることができたもののネ
最後のほう
超カッコイイ定王が亡くなったとき
えーっ!と思った
誰もがきっと
死んでないよねと思ったはず
やっぱり生きてた
よかった
怪力の侍女・巨力
もっと活躍するかと楽しみにしてたけど
そーでもなかった
思うに
だれよりも演技力を要したのは
沈驚鴻役
シュー・ハイチャオ(徐海喬)さん
ではなかろうか
いろんなドラマで
トリガー的な役を演じているけど
ここでは
はげしく感情を翻弄される役で
最も熱演だと思ったヨ
ところで
『灼灼風流』の
”灼”という字
日本語にない文字と思ったら
あった!
日本語
まだまだだナー
『灼灼風流~宮中に咲く愛の華~』は
ジン・ティエン(景甜)さん演じる
非の打ち所がない女の子の
宮中キャリアサクセスストーリー
で
ウィリアム・フォン(馮紹峰)さん演じる
超カッコいいイケオジ
定王とのラブストーリーでもある
田宮二郎似のこの俳優さんを
ここで初めて見たわけではない
『永楽帝』でしっかり見ていた
中年なわりにはカッコイイな
程度だった
それがここでは
しびれるほどカッコイイ!
となった
この人のカッコよさは
ドラマのクオリティに反映されただろう
ヘアメイクさんなどの
スタッフの技術とセンスが
進歩しつくしたとも思えた
一方
若手イケメンたちも
もちろん大いに気になった
若いってことは
かように素晴らしいわけだ
と思った
とくにドラマ前半
大注目したのは
第一皇子の劉琛である
おじである定王とは仲が良く
親しみを込めて話をする様子
茶目っ気ある横目に
理屈抜きでグッと来た
ドラマ見ててよかったワ
ジョウ・イーラン(周翊然)くん
中国の歴史ドラマをみていると
こういう気持ちにときどきなることができ
オバさん(おば―さんかも)にとって
アンチエイジングを実感できるのよ
なぜか
韓ドラではそういうことほぼなくて
日本のドラマは見ることもない
中国ドラマ
少なくともラブ史劇は人が美しいと思う
役柄とピターとはまったとき特にネ
そして先日
珍らしくお出かけした先で
なんと第一皇子
イーランくんのポスターを発見!
ひとめで分かったもんね
ブルガリのポスター
すでに相当な人気者なんだナ
なんかうれしかったヨ
『華の出陣~麗将・阿麦の仇討』は
副題のとおり
美しき阿麦(アマイ)が
親の仇を打つものがたり
一緒に育った義兄に
両親が殺されるところを
目撃していた
なぜ?
阿麦は
優秀な兵士として将軍的・軍師的存在として
ホレボレするような活躍
男たちを率いて
あれもこれも成し遂げるのだ
違和感なく演じた
チャン・ティエンアイさん
ほかの出演ドラマも見てみたくなったヨ
ドラマ前半の相方・商易之を演じたのは
エエとこの子キャラの
チャン・ハオウェイさん
若きイケメン常鈺青を演じた
ワン・ルイチャンくん
ラブ史劇の要素はこの人物が
担ったのかと思う
が
なんかあんまりうまくノれなかった
受け取り側の問題か…
てか
阿麦のすぐまわりには
ほかにもチャーミングな男子たちが
いっぱいいたんだナ
唐紹義
王七
張二蛋も
義兄で仇の陳起も
親の仇をうつドラマはメチャ多い
ここでもそれがテーマ
が最後に
義兄・陳起により真相があきらかになる
単純ではなかった
残酷な取引があった
言葉を失う
それにしても
皇帝という座がこれほど人の心を
かき乱し崩壊させるのか
皇帝・斉景役イン・ジューションさん
怪演といわれている
メイソー
駆け引きなしではいられない
残酷にならずにいられない
心乱さずにいられない
人間という生き物
けど
それだけじゃないはず
その後の阿麦の選択は
きっと正しいのだ
エールを送りたいキモチ
何というドラマなんだ!
予備知識ゼロで見始め
すぐに前のめりになり
止まらなくなった
『華の出陣~麗将・阿麦の仇討』
アクション系で
こんなにおもしろいと思える
ドラマはあんまりない
なんかサ
アクションシーンって
戦いモンに興味がないもの者にとって
長すぎて
関心がそうもたないものだが
この『華の出陣』では
ストーリー上ほどよかった
と思ったんだナ
全体テンポがよい
なにより
筋書き(脚本かな?知らんけど)がよくて
物語を面白く思えるほどに
現実にありがちな複雑さを
理解しやすくほぐしてくれた
で
すべての登場人物の
気持ちにより沿っている
と思ったナ
だからといって決してアクションを
おざなりにしているわけでは当然なく
むしろスゴい
何より
主役の阿麦を演じた
チャン・ティエンアイさま
全力投球であり
プラス余裕もある
自然なのだ
聡明で強い男になり切る女子として
この美貌と演技力と体力
最高である
この女優さんの
この時でなければできなかった
のではないかしらん
絶妙に
めぐり合わせに感謝スル!
単純なラブ史劇ではないが
ここでイケメン相手役っぽかった
商易之を演じたのは
『慶余年』の皇太子だった
チャン・ハオウェイさんだ
その方が主役?
高貴なお坊ちゃまという点は共通しているけどネ
ひとまず
まあよい!とした
が最後にこの方は
皇帝となりガラッと変わった
『慶余年』の皇太子のようなわき役になった
人間性が変わったというより
心理の見えない人物になった
キャスティング
深く納得である
よくある男装ものとは
一線を画したいドラマだワ
主役は
ワン・ホーディーくんと
チェン・ユーチーさん
どちらもはじめて
歩音楼演じるチェン・ユーチーさん
聡明で暖かい落ち着いた感じの美女
かと思っていたら
ここでは
早口でばたばたするシーンが多く
コメディエンヌでもあるようだ
先帝の側室にして
現皇帝のお気に入り
実家はわけあり
立ちはだかる困難
自由な愛を求める
のだが
どろどろした宮廷でも
幸運にめぐまれ
案外自由に動いているナ
正直その辺
主題は印象に残らなかったワ
てか
このドラマは慕容高鞏を演じる
ピーター・ホーさんのもの
ではないだろうか
オタクな皇族福王が
タナボタ的に皇帝になり
ストーカー的なおもい込みから
ヒロインを救い
囲い込もうとするが
ピリッとせず
トンチンカンな嫉妬したり
優柔不断気味
が
のち暴君となり
そして
ほとんど狂気を帯びる
最後にヒロインにがまんの限界を
ぶちまけられもしたが
その死はさほど悲劇的ではなく
そこでほぼ物語は終わる
ドラマ後半の主役かも
名前だけは知っていたが
ドラマはこれが初めての
ピーター・ホーさん
この熱演
さすがのベテランだ
(ありきたりすぎる表現!)
ドラマ前半で
気になって印象を残したのが
皇帝の妹
合徳姫・婉婉
実にキビキビとした演技
気持ちイイねと思った
演じたグワン・チャンさん
主役級の女優さんではないかもしれないが
ハオと言いたい
存在が気になったのが
あまり出番がなくとも
重要な役どころだった
歩音楼のいとこ
勝手に浮気相手と勘違いされ
奈落の底に突き落とされる
ひかえめそうな若者なのに…
宮廷あるある
何組かのカップル
それぞれに
胸にすとんと落ちるものだったナ
最後に
肖鐸のむごい刑が執行されそうになったり
音楼が唐突に気がふれたり
した以外は
楽しみにしていた『浮図縁』
ヒロイン初っ端に殉葬
幼い栄王あっけない急死
と
ありえないスタートに
食いつくしかない
しかーし
楽しみにしていたのは
すでに大スターの
ワン・ホーディーくんのドラマが
初だったからなのだ
茶目っ気
溌溂としたイケメン
若いのに
カリスマ性とか
タレント性とかが
他の追随を許さない
F4のスゴイ人気俳優さん
という見立てだった
『はじまりは君の嘘』(現代劇)も
『蒼蘭訣 』(ファンタジー)も見ていず
少々の
日本語の情報と
キレはし動画が頼りだったけど
違ってる?
このドラマで
バツグンの「茶目っ気」はあまり
ひの目を見られなかったように思うし
ビジュアル的に
古装しかも宦官姿が
初めて見るワン・ホーディーくんというのが
間違いだったかもと思った
ツンデレもあまり感じなかった
年のせいだろうか?
ただ
そこをあっさり乗り越えると
あとは
いろんな側面があって
キャストも超よくて
楽しめたんだなー
サクサクと
合間合間に
浮図塔が
そびえ立つシーン
…
見た目は
中国情緒たっぷりの塔だよね
なんか不気味な存在感!
『風起花抄』『風起西州』『風起洛陽』と
3作ともバックで大きな影響力を持つ
武則天
先帝の側室時代@『風起花抄』
そのあとその息子皇帝の皇后となる@『風起西州』
自身がゆるぎなき女皇帝となった晩年@『風起洛陽』
この『風起西州』では
姿さえ表さず
存在感スゴッ!と思った
ところで
中国ドラマでは
最終回にがっかりすることが
ままある
前作『風起花抄』最終回がそうで
スタッフの打ち上げのようだったので
大いにガッカリしたヨ
そこでねぎらうんかい!と
主役さえ薄い存在になり
こちらはチョ疎外感を感じる
(メイキングならば興味あるけど)
いいドラマのときとくに残念
前の『~花抄』には
そんな思いが残っていたためか
続編には
さほど期待する気になれなかった
が
結果
おもしろかったのデス
それに
この『風起西州』のフィナーレは
ぜんぜん打ち上げ的ではなかった
何より
いいドラマだったナ
それにそれに
今更だけど
庫狄琉璃(グーリーナーザーさん)
美しすぎる!
『風起西州』は
『風起花抄』の続編
裴行倹と庫狄琉璃の美形カップルの
めでたく結婚後
西州に飛ばされる裴行倹
どんなことにも
互いを支えあい
困難に立ち向かっていく
またまた
庫狄琉璃は最強だ
気の強さ
頭の回転の速さ
ことばによるバトル
相手の言葉を利用し
切り返す
皮肉る
そうくるか
ひれ伏したい気持ち
体が弱いという設定らしいが
あまりに最強だからそんな面もあっていい
そんな妻・庫狄琉璃を愛する
裴行倹
まじめ
エリート
頼れるイケメン
2人のカップル感が前作より増している
夫婦だからね
今回
『慶余年』に次ぐくらい
わきの面白キャラがいっぱいだった
まず
すでに有名な売れっ子
リウ・ドワンドワンさん演じる麴崇裕
西州の地の元国王の息子
何かしら感情の揺れを感じる
なかなか不思議な人物
いいひと
ゾン・イーシュエンさん演じる雲伊
麴崇裕に恋焦がれ側室となる
溌溂とした率直な女の子
この女優さんほかでは悪役が多いが
ここでは愛される
実は公主でもあった
いい味
そして一押し
王君孟(ジャン・タオさん)!
麴崇裕の妹の夫
ユーモアを解する
愛嬌がある
場を読むことにたけている
少々おしゃべり
周りのために走り回る
揺るがない信頼関係
ドラマがぐんと面白くなったヨ
それと
蘇南瑾
人をやり込めてやろう
というときの表情がたまらない
悪い顔してる~
ハオ
それに
牛の鳴き声で獣医に助けを求めた白三
愛嬌バツグン侍女・小壇
などなど
みな演技がすばらしい
と思う
見てよかったぁ!

