フェルデンクライス・メソッド
プラクティショナーの加藤"AKI"章利です
寒い季節が終わり
何をするにも気持ちの良い季節ですね
ながら族という言葉は
既に古い言葉のようですが
実は私達の身体的には
必要なことでもあります
ジムなどでのマシントレーニングは
ある特定の筋肉を鍛えるのには
とても効果的です
特定のスポーツをするために
一部分を筋力アップすることは
有効なのかと私も思いますが
運動に限らず
日常生活で身体を使う時
たった一箇所の筋肉だけで
目的の行動をすることはまずありません
たとえば、
目の前の棚のものを取るのも
腕の筋肉だけでは無理です
まず倒れないように立ち続けます
腕を前方へ伸ばしても
その重さで前に倒れてしまうことは
ありません
そのために重心を移動させたり
もう一方の腕も何かをしています
棚から物を取るという事を
一つの動作と捉えがちですが
実はその姿勢を保つことから
目的の動作が滞りなく行われるために
多くの部位が共同しています
コレをして
最強のながら族と言えると思うのです
目的の動作のためにごく僅かに
的確な時差で複数の動きが
連動していく様は実に見事です
椅子から立ち上がるとして
お尻が座面から浮き上がる時
楽に立つには
一番先に動くのは足の筋肉より
頭が少し前へ動きます
(もちろんそうせずにも立てますが)
立つ為に頭を前に動かすことは
あまり意識していません
でもごく自然にそうします
我々の骨格の都合として
この方法が筋力的にも有効であると
脳が認識しているからです
話をジムトレーニングに戻しますが
一箇所の筋トレをした場合
動作において連動する他の部位には
なんの変更もないので
その前とバランスが変わってしまい
脳は戸惑います
トレーニングをする時は
ながら族的視点を持ち
目的の動作をしっかり分析して
認識する事はとても大切です
その為には動作の一部始終を
できるだけゆっくり観察してみましょう
動作の間どの場面でもその動作を
止めることができるか?
その動作の逆方向も出来れば
その動作への脳の理解は素晴らしい
と思います
スポーツの中では
必ずしもそうできないものもありますが
この考え方はとても応用が出来ます
フェルデンクライス・メソッド
で行われるレッスンの多くは
脳が気づけるようにあらゆる方面から
このような動作をサポートしています
レッスンではそういう事をします
我々は止まったままでいる事は
ほとんどありません
何もしていないようでも
我々は常に動いています
それこそ生きる為に
目に見えずらい小さな無数の動作
その集合体こそ
美しい動きと言えますし
そのように見えます
自然なながら族的動作は
実に美しいのです
