読書報告! 天上の葦からの… | roomLBN AKIのブログ

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フェルデンクライス等のレッスンルームの加藤"AKI"章利です。
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こんにちは
フェルデンクライス・メソッド
プラクティショナーの加藤"AKI"章利です

最近少し時間があり
ラジオで聴いて推薦していた本
天上の葦 ( 太田愛 著 )
を読みました

いわゆる長編のサスペンスなのですが
入り組んだところもありながら
私のような読書苦手派でも
どんどん引き込まれていくようでした

登場人物も多く
途中でわからなくなりながらも、
各キャラクターを理解していくと
もう頭の中にリアルな場面が
広がりはじめとても楽しめました

すごい事ですよね
文字を追うだけなのに
とある場所が映像のように浮かび
時にはよく知る都市名が出てくると
すでに頭の中にあるその景色を
文章でさらに色付けされていく

また、読むスピードに関係なく
スリリングな場面や
穏やかな場面などの
時間経過の緩急も
文章による表現では
とてもリアルな場面が浮かんで来ます

読み終えた後は
映画を見たような
また原体験したような

脳では見事な仮想現実(VR)
が成立するのですね

もちろんそこには
ドラマがあり
複雑なストーリーがあり
各キャラクターの人生観など
引き込まれる要素が数多あり
深いテーマに考えさせられたり

その事象そのものを書くよりも
全く別の観点からの内容から
伝えたいであろうその実像が
より明確にこちらへ
アピールしてくる

文章表現の世界はとても自由であり
それを受け手も自由に想像していく
ある種無限なのですね
苦手などと言っていないで
たくさん楽しみたいと思います