三度目の正直!!

ついに東京宝塚劇場で、柚香光さんトップ就任以来、初の花組公演を観劇してきました。

 

 

しかもなんと!はじめての初日観劇でした!

 

2月の公演なので、いつもは装花があるとこで、雛飾りがお出迎え。

 

 

※多分、宙組のエル・ハポン以来ぶりに見た!

あの頃は、コロナ禍最初期だったなぁ…。

 

演目は『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT-華麗なる香水-』

先行画像が出た瞬間から、あまりの美しさに度肝を抜かれ、ポスターが出れば、その美しさにため息が漏れ、パンフレットの表紙はまぁ、美しい。

 

 

そして、絵から抜け出してきたような柚香ルドルフ殿下。

美・美・美…美しかない舞台でした。

『うたかたの恋』は初演が40年前。以来、再演が続けられてきた美しくも儚い物語ですが、今回は令和版の演出となり、今の人により沿うものとなったとのことですが、やっぱり幕開けはミラーボールと大階段よね!

劇場装置ファンでもある私は、大興奮です。

そこから悲劇へとひた走るルドルフとマリー。

うーん、柚香ルドルフは美しいけど、やはり話はうたかたなのよね…道連れにされるマリーが可哀そう…。なんで殺しちゃうの(泣)事情は分かるけどさ~。

マリーが純真で、純粋で、一途にルドルフを想っているからこそ、そこは大人のルドルフが守ってあげて欲しかったのに、君がいないとダメなんだ…!となるまで追い詰められてはなぁ。※乱れる柚香さんは、絶品です。

まどかマリーちゃんが、幼さの中にあふれる母性があって、すべてを…死すらも受け入れてくれる感じがよく出ていました。

個人的にはその場面のブラッドフィッシュさんもよかった。というか、ブラッドフィッシュさん、好きだわ。聖乃あすかさんは、ノーブルな印象だけど、こういう自由な感じのお役も似合うのね!

それから私の好きな娘役さん春妃うららさんのステファニー役は、気高さの中に悲しみが感じられて、とても美しかったです。

マリーに突っかかりに行くところを、ジャン@水美さんにダンスで引き留められるところが、見どころ。

ショーでもとてもかわいい♡

もっと見ていたい!と思っていたら、スカレポ就任なんですか?嬉しい!

 

柚香さんの脇を固める、水美さんと永久輝さん。

三皇子が踊ります!と聞いたとき、すわ、PRプリンスか!?となった私はペキノア王国の国民です。

三者三様の軍服も眼福でした~。

 

 

雪組みたいな公演バックは、マリーの寝言(?)なのですね。

せめて安らかに行けたのだけは救い(泣)

でも、放置されたエピは、やっぱり悲しい(泣)

 

美しくも儚すぎるよ~うたかたよ~!

私の胸も張り裂けそうです…!

 

でも宝塚歌劇のよいところは、このままでは帰しません。

 

 

ショーだよぉ。

香水がテーマの夢夢しい、パステルカラーのクラシカルでロマンチックなショーでした。

おまけに、気のせいなのか、隣の席の人なのか、それとも劇団が換気システムに香水仕込んだのか、なんか時々、いい香りが漂ってくるショーでした。

 

まずオープニングから華やかで、しかも香水瓶を並べた棚というイメージの舞台装置がすごい!メリーゴーラウンドみたい!

娘役のお衣装がとても可愛いのですが、オープニング後のラインダンス…え、それ下、そういう感じで脱げるのね!?というちょっとした驚き。

タイツがレースなのも可愛い。

でかいらいとくんも最高。

若手男役のアイドル的なシーンの対となる若手娘役アイドルシーンもあって、これまた可愛い。もう、語彙が可愛いしか出ない。とにかく花娘は可愛いのです!

シーソルトはその名の通り、清々しくて、歌詞も前向きで、私の中で、このショーの泣きポイントでした。

そして中詰め。今回は扇で観客が参加できるのですが、王冠よりは振付が楽(個人の感想です)。

 

それからこれは絶対、言っておきたい。

私は、星組のあーちゃんが着て、花組の華ちゃんが着た、あの星空ドレスが大好きだ―――!!!

生で見られて、本当に本当に嬉しい。

あ、MRのお衣装も、懐かしくて嬉しかった。

新作もいいけど、着回しも好き。好きしかないショー。

 

あっという間にフィナーレでした。

なんでショー、すぐに終わってしまうん??

なんでチケット1枚しかないの!?

 

でも、今回は、初日!

初日ご挨拶があるのです。

 

柚香さんが胸が張り裂けそう、張り裂けそう…連呼していて、ちょっと心配になったよ。大事にしてね。そして、千秋楽まで走り抜け~。

 

トップ就任以来、はじめての全席販売とのことで、満員を祝して、花組ポーズをいたしました。

もう、この半数以下のはいからさん、無観客公演を経て~の挨拶の時、これまでの苦労やくやしさ、それでも立ち向かった強さ、など、様々な感情が襲ってきて、はじめての花組ポーズも相まって、感極まる思いでした。

 

ありがとう――!

鴛鴦も見に行くよ!(なのでチケット当てて下さい)

 

 

その前に007決戦だな…(月はすでに敗北)。

 

 

お土産に、宝もなか(の小さいの)を買いました。

 

 

こちらは次の日の、雪組御園座公演『ボニーアンドクライド』ライブ配信のおやつとなりました(いきなり和風)。

ボニクラも最高だった…どうして私は名古屋に飛ばなかったのだろうか…。

うたかたとボニクラ…時代も場所も、住む世界もまったく違う二組のカップルのお話だったけど、どこか通じるものがあったな、と思いました。

どちらも閉ざされた未来から、二人で抜け出すためにもがき、最終的に心中してしまう…うーん、二日続けて見るには重かったかもしれないけど、見て後悔はしない!