1月の『元禄バロックロック』『The Fascination』

…観劇予定日が公演中止となる。

 

8月…『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』『Fashionable Empire』

まさかの劇場前公演中止発表!

 

 

宮城からの遠征組…KITTEのイベント期間中だったおかげでダメージを最小限に抑えられたました。

 

 

そして、10月…ついに2022年花組初観劇出来ましたーー(号泣)

ありがとう―――!!

 

 

『フィレンツェに燃える』『Fashionable Empire』

 

席に座って、幕が開くまで、本当に見られるかどうかドキドキしていました。

そこからは劇とショーでドキドキ出来て良かった。

明日海りお様時代のチケット難と続くコロナ禍で、花組さんを観劇できたのは…なんと2018年の全国ツアー大宮公演以来!

その時、2番手だって光ちゃんが、すでにトップの貫録を見に付けておりました。

 

※以下、ネタバレ注意※

 

『フィレンツェに燃える』

作品はなんと約50年ぶりの再演。資料も乏しい…と言うことは、ほぼみんな初見だろう。

しかし、作:柴田侑宏先生のある意味での信頼感。

そう…今回も、やっぱり主要人物は誰も幸せになれないのだ!!(ルチアとレナートだけでも、結ばれてよかった)。

アントニオは作品を通して真っ当で、理性的な役が柚香さんに似合っていました。

柚香さんの優しく囁く声音が大好きです!

そんなアントニオに愛されるパメラはちょっと複雑な身の上。

お金の為に年上の貴族と結婚して、どうも夫殺しの疑惑まである。

貴族社会に蔑まれる中、毅然と生きていく姿が格好いいです。

バルタザール家で歌うシーンが、めちゃ迫力がありました。

周りを煽っているけど、どこか哀しみも滲んでいて、男たちを魅了する魔性の中に、アントニオが惹かれる要素もあって、まどかちゃん、すごいわ!となりました。

しかし、曰くつきの女に惹かれる兄を危惧するレオナルドによって、二人の仲は引き離されそうに…と、ここで、まさかのレオナルド、パメラに本気になってしまう!

確かにアントニオの為に、潔く身を引くパメラを見たら、思ってたのと違う?となるのも分かる。

アントニオすらパメラの意を汲んで、幼馴染のアンジェラとくっつくことになるのですが、ここら辺、割と潔いというか唐突すぎる気もするけど、「僕を裏切ったな」とか「信じてたのに」とかギャーギャー言い出さないのが意外にいい。

内心には苦しい葛藤を抱えつつも、表面は大人の対応なのが、逆に切なく胸に迫ってくる。

まぁ、全てを捨てて一緒に逃げよう!系もいいのですが…。

お前は俺のもの要員はパメラのストーカー・オテロ。

永久輝さんの三白眼を堪能できました。ドン・ジュアンのDV男みがあったわ(個人的にはPRプリンスのゆるふわ感も好き~)。

結局、レオナルドに返り討ちにあうんだけど、そこで流れ弾にパメラ当たっちゃう~??

オテロ的には好きな女と心中出来た結果になっちゃって、ちょっと複雑な気分。

アントニオだってレオナルドとパメラが幸せになったら、辛くてもその内、傷が癒える可能性があったかもしれないのに、これ、ずーーーっと、傷ついたままじゃん?

アンジェラも辛いし、惚れた女を目の前に亡くしたレオナルドも引きずるし…そう、誰も幸せになれない…。

この余韻…柴田作品だな…と思うのでした…。

※個人的最強の柴田作品と思っている『バレンシアの熱い花』が次の星組全国ツアー公演になると知り、なんとかして観に行けないかと算段しています。

 

この主要登場人物と対照的となる明るいカーニバル…組子の運動量がすごいな…と思いました。

あと、アントニオがファントムのシャンドン伯爵の衣装を着まわしていた!

 

『Fashionable Empire』

私の!長年の夢!

むすび丸課長が宝塚の舞台に!!

 

 

以上

 

と言いたいくらいに、嬉しいよぉ。

全国ツアーのお楽しみ、ご当地アドリブ。噂でゆるキャラのうちわ?が出てくると聞いて、宮城だからむすび丸だよね?(※ちなみに仙台市にはこれと決まったご当地キャラはいないのだ!)

名取市だからカーナくんという線もあるな…?

 

 

といろいろ思っておりましたが、むすび丸課長でしたーー!

うちわにむすび丸の絵が描いてありました。

反対側は牛タン。もう一つはずんだ餅と萩の月だったかな?

そして、萩の月の箱。

むすび丸って言って欲しかったけど、宮城公演において萩の月は絶対正義(スポンサーです)。

聖乃さんも「萩の月~(聞き取れなかった)」と言っておりました。

でも、まだあと2日あるから、私は諦めない!(何を)

 

まどかちゃん:「わたすもこげなめんこい衣装着てみたい~」

永久輝さん:「OK、だっちゃ~」

と言うズーズー弁もありました。

 

さて体感5秒のショー。

なぜか本公演ではなかった客席参加型イベントがある。

今回のショーでシャンシャンとして持つ王冠の小さい版、ミニ王冠(1,000円)を買い求め、一緒に踊るのだ!

手拍子すらズレていく音感とリズム感のない自分。1回目の講座で、すべてを諦める。

が、客席のミニ王冠率高いな!

柚香さんもみんな持っているとキラキラ光って綺麗で嬉しい~とか言ってたな。

買うか(チョロイ)。

だが踊れない(練習していないから当たり前)。

帰って来て、速攻練習しました!

次回の公演で踊ります~。

 

そう言えば、オープニングで踊ります、とあったのに、フィナーレでも「みなさんご一緒に~」と声掛けがあって、「え?フィナーレで踊るってあった??」と戸惑ったんですが、本当の所はどうなんでしょうか?

もし、光ちゃんがオープニングの客席を見て、フィナーレでも見たいと思って発言したのならば、我々はとても嬉しいです。