Naomiのスピリチュアルジャーナル -233ページ目

マクロビオティック 野菜との対話

土曜日、鉄火味噌を作るマクロビ教室に行ってきました。
教室は相原駅から町田街道をしばらく行ったところにある「ふふはり」というオーガニックレストランで、ヨガのリトリートのときにもおいしいマクロビ料理を用意してくれる場所です。ヨガのリトリートの時に、アニヤのアトピーのことで相談にのってもらって、この鉄火味噌を勧められました。鉄火味噌とは人参やレンコン、ゴボウや生姜などをゴマ油や豆味噌(大豆のみの味噌)で合わせた保存食ですが、途方もない時間、労力を必要とします。陽性の野菜を集めた、パワフルな食べ物で、元気を出したいとき、腸を整えたいときにほんの少し、耳さじ一杯で効果があるとか。
アニヤも味は気に入ったようで、今年の5月にもらった小瓶に半分ほどはいったものを週に1,2回、スプーンの先にのせて少しずつあげていました。
「貴重」だとは聞いていたけれど、今回作ってみて、これは買うことのできない、本当に貴重なものだということがわかりました。

朝、9時半に集合。最初の30分ほどで手順を聞いたり、準備を整えたり・・・で、手順のところで「野菜を切るのに4時間くらいかかると思います。」と聞いてびっくり。目の前には中皿にきれいに洗ったれんこんやニンジンやらが数個ずつのせてあります。
参加者は11人だから、これをみんなで切ったら10分で終わると思うんだけど・・・。
そして切ったものを土鍋で炒め合わせるのに2時間かかるとか。

で、切り方の見本を見せてもらってびっくり。
6分の1くらいに切ったにんじんを、目をしっかりと近づけて、透けるぐらいに薄くスライスしていきます。一枚スライスするにも、包丁の位置を合わせ、凹凸ができないように力を入れないで下に向けて引いていく、それで何十秒もかかってしまいます。
先生が見て回って、「あ、これ厚過ぎる。」と言って、どんどん別のボールに取り除いていきます。ほとんどの人が半分以上取られていました。(それはそれぞれ持ち帰り、スープにでも使うことになります)それをさらに針のように千切りし、それからみじん切りにして、ほぼ細胞のみにして味噌で包むという過程のようです。
ただひたすら人参を見つめ、狙いを定めて切る、の繰り返し、30分もたたないうちにすっかりくたくたになり一休み。せっかくスライスしたものを先生が容赦なく取り除くのをみて、どこかのお寺の修行にでも来ちゃったみたいだな、と思いました。集中していないとすぐ厚くなる、しかもきれいに切れたと思ったものも、スープ用のボールにいれられてしまう、これってマンダラ描き見たいじゃない??
怠け者で合理主義の私はすぐに「ミキサーを使ってはどうでしょうか。」という質問をしましたが、「細胞が壊れるのでだめ。」とのこと。たしかにミキサーではべちゃっとなってしまうのかも。「あの、それなら皮むきでは?」と抵抗してみましたが「それよりも薄く」ということでした。
家で、自分一人で作る時は(多分やらないけど)、皮むきは使っちゃうだろうなー、とか思いながら作業を継続。
それでも人参が終わったあたりで、自分がかなり深い瞑想に入った時と同じ状態になっていたことに気付きました。実際に人参とつながって、その一部になって、包丁で一皮、一皮むいていく感じ。そうしないと、本当に薄くなんて切れないからです。
先生曰く、「この切る、という手作業で、気がたっぷり野菜に入るの。」
すごく説得力のある言葉です。
佐藤初女さんの本に、人参の皮むきについて「そんなに厚くむいたら、人参が痛がる。」というような表現があって、「そんなものかな」なんてぴんと来ていませんでしたが、なんとなく腑に落ちた感じです。

ここで、私が最近取り入れ始めたローフードとの明確な差を感じました。
ローフードでは、マクロビは「酵素」という要素が欠けている、という話になりますが、マクロビは料理の過程で自分と食べ物をつなげて、別の意味の酵素をいれることになるのかな、と。

私は最近、朝は人参2,3本とリンゴやヤーコンなどをジューサーにかけて飲んでいて、飲まない日はやっぱり体が重いような気がしてローフードの効果を実感しているけど、それでもジューサーにかける時のあのすごい音は身体にはいいと思えないので、これを自分ですりおろして、こす、という手作業にしたらきっともっとパワフルな飲み物になるのだろうな、と思いました。

段々こつがわかってきて、人参のみじん切りには2時間ほどかかったものの、続いたゴボウやレンコンは半分以下の時間で切ることができました。

そしてそれを合わせる作業に本当に2時間。低温でゆっくりと絡めていきます。
常に混ぜていないといけないので3人がかりで交替しながら・・・本当に気が遠くなるような作業です。午後4時過ぎにやっと完成しました。
これは本当に貴重です。

最終的に全過程を終了してみて、わかったのは、これは本当に結果ではなく、過程が大切なのだということでした。気持ちを大切にする、これってマクロビ自体の考え方なのか、ふふはりさんの考え方なのか、わかりませんが、本当に勉強になりました。
材料ももちろん、有機のいいものを使っていると思いますが、この作業をしたら農薬も浄化されてしまうかも。

もともと、料理は作る人の愛情が込められておいしくなる、とは聞いていましたが、本当に実感。昨日、さらにそれを後押しするかのようなことがありました。
家の近くにある厚生年金会館、ウェルサンピア多摩が買収され、来年4月以降、別会社の傘下になる、と聞いて、食事もリーゾナブルでおいしかったし、変わらないうちに食べに行くことにしました。久しぶりに行ったところ、メニューがとても少なくなっていました。
以前からよく頼んだ海鮮丼を頼むと、内容は前と全く変わらないのに、何かが違う。
おいしくないわけじゃないけど、何か物足りない感じでした。
食べ終わる頃には、「あ、気がないってこういうことかな」と思い始めていました。
買収されることになって、従業員もやる気がなくなっているのかな。
レイもそのレストランは気に入ってたはずなのに、「あんまり、だったね」と残していました。

灯台もと暗し・・・毎日のご飯作りにも参考にしなければいけなさそうです。

ダムについて

6知事声明、八ツ場中止撤回を ・・・のニュースについて


ダムと言えば、10年ほど前だったか、絶景と言われてる黒部ダムに旅行したことがある。当時付き合っていた彼と、ガイドブックを買って、楽しみにしていったのに、ついたとたんに心が沈んでしまって、悲しくなって、「なんだこれは??」をびっくりしてしまった。
彼に「なんか寂びれていない?」とか「なんかここ、変じゃない?」とか聞いてみたけど、彼のほうはピンと来ていないようだった。
確かに景色はきれいなんだけど、少し歩いただけで体が重くなりすぐ宿へと向かうことになった。
その時はまったく何故なのか分からなかった。
ダムがなんのためにあるのかとか、そんなことを深く考える人間ではなかったのだ!
ダムは水力発電のために作られるようなことを確か教えられたから、「良い」もののはずだ、と思ってたくらいかな。


で、その数年後、レイと奥多摩に行った時のこと。
湖(=ダムだった)を見たいね、と言ってたしかバスだかタクシーで足を延ばし、着いたとたん、黒部ダムで感じた悲しいような、落ち込むような感情が戻ってきて、レイに「なんか気持ち悪いんだけど・・・」というと、「それはそうだよ。水が縛られて泣いているんだよ。自由に流れたいのに、止められて苦しんでいるんだから。」

ロバート・シャピーロはダムが自然に与える物理的、またエネルギー的なダメージについて詳しくチャネリングしていて、そのことも教えてもらいました。

ダム建設中止計画は私にとって日本が意識的に進化した象徴でもある。
人間が生活している以上、もちろん自然のことだけでなく治水だとか、河川周辺の安全を考えるのも大切だけど、反対派の意見を聞いてもまったく説得力がないように思えるし、この知事たちの動きも古い権力者の変化に対する反抗のようにしか思えない。

この前、テレビ(太田光が総理になったら)・・・で、この問題を取り上げていて、最後の住民とのやり取りで、まわりの大人たちにありきたりのことを言わされている(ように見えた)地元の高校生に太田光が「この町を変えるのが(守るのは?)本当にダムなの?ダムでいいの?本当はほかに出来ることがあると思ってるんじゃないの?」というような質問をしたとき、「たしかにそう思います。」という率直な答えが返ってきていた。

確かに今まで費やした時間やエネルギーはもったいないけど、この変化を続けてほしいです。

初めてのオマーン、エジプト。そして何より・・・5年ぶりのイスラエル!!!

年末のレイの家族の集まりはニビの住むオマーンの首都、マスカットですることになり、レイは約30年ぶりにお兄さんと会うことになる。レイのお兄さんは敬虔なヒンズー教徒で聖典ヴェーダを教えたりしている。随分昔にレイが「神との対話」を送ったところ、「ヴェーダのほうが全てを包括している」と言って来て少し険悪になったらしい。この二人の対面も面白そうだ。

オマーンの前には旅仲間のハンスとエジプトを1週間ほど回ることになった。
私はイスラエルにいたにもかかわらず、エジプトには行ったことがない。
いつも行きたいと思いながら見送ってきたので、ついに時が来たか、と言う感じ。
初めは、「身重なのにエジプトなんて・・・」とか思ったけど、ハンスも一緒だし、まあいいか、と思い始めた。そしてふっと思いついたのがイスラエル。もう5年も行っていない。
同じ中東だし、と思ったら、情熱が湧きあがってきて、帰りに寄り道をしてみようか、という気持ちになりました。レイは仕事でオマーンから帰国するので、私はアニヤと二人(プラスお腹の子)、
ちょっと不安。

アニヤを連れてインドに行った時も1週間寝込んで大変な思いをしたし・・・。なかなか決められないでいると、レイに一晩瞑想して決めたら?と言われ・・・してみると、

「あなたは好きなことが出来ます。やりたいことを選びなさい。それとも周りの条件で決めますか?イスラエルに行くのに、いい、悪いということはありません。あなたが決めることです。あなたはエジプトに行くのも不安でしたが、ハンスとレイが一緒なら、何が起こるのであれ、最も適切なことが起こると考えました。あなた一人では別なのですか?」というメッセージ。

確かに2年前のインドは大変だったけど、あの旅で自分がすごく成長したことははっきり分かる。瞑想も毎日するようになり、子供関連の仕事をすることを決め、実際に仕事をはじめてもう2年がたとうとしているのだ。でも行く前は、誘拐の話などのネガティブ情報が入って来て、けっこう不安だったのも覚えている。

イスラエルでしたいことは:
友達に会う。
ホモスを好きなだけ食べる。
死海にアニヤと一緒に浮かぶ。(寒いけどやってみる。)
エルサレム旧市街を歩く。(情勢も落ち着いたらしい。)

イスラエルの友人に連絡してみると、何人かがちょうど同じ時期に
妊娠していたのも分かり、やっぱりシンクロしているなと思いました。
5年前、2004年の11月、やはり何年かぶりにイスラエルに行った時に友人の数人が妊娠していて、お腹にぺたぺた触りながらも
「自分には縁のない話だ」と思っていたら、その一ヶ月後に妊娠していることが分かり、触発されに行ったのかなーと思ったりしました。

イスラエルは私が初めて独り立ちをし、そのままの自分でいいという許可を与えてもらった場所。独り立ちといっても、いろいろな人の助けを受け、特に困難な立場にいる人がそれでも私を助けようとしてくれる、本当の「シェアリング」を経験した場所でもある。

オマーンからスムーズに入国できるのかちょっと疑問も残るけど、
とりあえず航空券はとれました。