昨25日(土)午後、ボランティア合唱団のクリスマス・コンサートに参加した。ピアノ、ヴァイオリン、ヘルマン・ハープも参加し、指揮者を含めて総勢約20名と、結構な人数だった。会場は区立中学校の廊下兼ホールの、いつもの練習スペース。
初めは、コロナ禍休眠からの復活と年の区切り目に因む内輪だけの行事との発想だったが、欲が出て知り合いなどを呼ぼうとの雰囲気になり、一応有観客の催しとなった。結果的には約10名の方がご来場になった。
演し物はいわゆるクリスマス・ソングと讃美歌などで、練習は不十分であることが明らかであったが、皆さん気にしないのは、のんびり(あるいは無責任?)グループの長所だ。お客さんに対しては失礼ではある。
アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)に始まり、歓びの歌(ベートーヴェン)に終わる一見格調高そうなプログラムを組んだ。
間に挟んだクリスマス・ソングと讃美歌の更に中間に、厚かましくも当方のソロで“Believe me, if ~”を歌わせて頂いた。一昨日急遽十五分ばかり練習しただけで、それより前には一度も“ちゃんと”歌ったことは無かったが、好きな歌なので引き受けた。
本番では安全運転を心掛け、無難に歌えたと思う。ただし、反省すれば、発声法などもっと注意すべき点は幾つもある。他人様がどう受け取めたかは判らないが、お義理の拍手ぐらいは聞こえた。
ところで、この“Believe me, if ~”は、「春の日の花と輝く」という素敵な邦題で、人気が高いと思う。こんな邦題の故に春の季節の歌と認識されているようだが、原詩を読む限り、春の歌ではない。季節に関係無く、忠節な愛の讃歌である。翻訳者の功罪相半ばと言ったところか。